株式会社カグヤ野見山広明−子どもたちの未来を願い徒然なるままに書き綴るカグヤ社長の惟神の道blog。


引き受け

本日は、カグヤスタッフ全員でシンクタンクソフィアバンク代表の田坂広志先生の講演を拝聴してきた。

昨年も参加しましたが、田坂先生は毎年大きな変化と成長の後姿を私達に見せてくださいます。著書も座右の書のように拝読しているのですが、ご自身が歩まれるお姿から本質的な実践哲学を学ぶことができることは本当に私達にとっても幸せなことでこの今もずっと深い感謝に満ちています。

一期一会やメンターという言葉の持つ本当の響きは、時空や場などの解釈を超えた「引き受ける側とそれをまた引き受ける側」のシンクロニティが奇跡の出会いを生むのだと感じました。

そして最後まで矢印を自分へ向けて、本質的に伝えたいものに本気で挑むその至誠に私達は感動し、飾らないお人柄に自分達の内省の弱さ、歩みの未熟さを教えていただきました。

本当にありがとうございました。

今回の講演では、マネジメントという側面から、その上司としての生き方、心得、そして部下と正対するという引き受けについて多くの気づき頂きました。

どうしても人間は、自分に本当に自信がなければ謙虚になれない。
人間、本当の強さを身に着けないと感謝ができない。

そのことから、どれだけ相手の中にある真理真実を引き受けることができるか。
そしてそれは、相手を引き受けるときに起きる自分の心との正対。

自分がどれだけ自分の心と正対し、自分がどの位置で聞き届け、そして自分がどの位置で相手よりも深く自分が信じるか。

その時、謙虚さというものを少しだけ触れることができる。

本当に私はまだまだその心が弱く、毎日夜一人で反省する日々。
どれだけ自分の中に、人を引き受ける器があるのだろうと修養と三省の日々。

信念の強さは、きっと穏やかなものであり染み出してくるものだと私は思う。
まだまだ、正対が足りないということが日々の自分の言動から分かる。

もっと、相手を引き受けるほどの自分との正対を続けようと改めて誓う。

そしていつの日か、色々な相手が持つ真理を認めることが真にでき、その上で理念や夢を感化できるような人物に自分をこれからも透徹して磨いていきたい。

最後に、講演を拝聴後カグヤスタッフで三省会をしました。
私達は未来を創る子どものモデルとして、いったい何を示していくことができるのか。

それは、やはり自分との正対から分かった気にならずに質を高めていくのだと改めて皆で共通理解を深めました。

真の共通理解は、互いの本質的な「引き受け」が皆でできなければできることはないと私は思う。
必ず、その場に本気で相手の持つ縁や邂逅などが生まれていなければ分かり合えることはないと思えるからだ。

本当に出会いは、奇跡と不思議に満ちている。
感謝しかない日々に本当に幸せを感じるイマ、ここになりました。

子ども達の声をちゃんと聞き届け、そして在るがままの運命を引き受けることができるような「後姿」を見せることができるような大人で私はありたい。

謙虚さを内包できる本当の自信が人を穏やかに幸せに変えていけるように、より自身の脚下の実践のみを最優先最重要にし新たに自分へ向けて戒めて編み込んでいこうと思う。
師匠からの学び | comments (3) | trackbacks (0)

コメント

本気の姿勢というよりも至誠ということで本気で何事にも取り組むことの大切さを感じています。
人生1度きりで、自分の人間性を高めていくことが必要だと思います。
自分の中の価値観で本気を出していても、それは本当の本気ではないのかもしれないので、普段の生活から何事も全力で取り組みたいと思います。
そんな姿が子どもたちへ何かしらの良い影響にしていきたいと思います。
また、仕事でいうと本気でないと作業的になってしまい、本当に大切なことを見失ってしまい、相手がどう思っているかを感じることを理解することが出来なくなってしむことは気を付けなければならないと思いました。
投稿者:take | 2011/01/11 08:31 PM

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背負うことは相手を受け容れると言うことであり、どれだけ自分が背負うことが出来る
のかが自分の成長である様に思いました。相手のことを信じて言葉の中にある思いを
どの様に受けることができるのか、それをきちんと正対し、信じることが必要なので
しょう。自分のことを見つけようとし、相手に自分のことを分かってもらおうとする
自分の弱さを思います。しかし、ここミュンヘンでの体験では、そんなことはどうでも
よく、自分を分かってもらおうとすることは必要無く、相手を知ろうとすることで
自分が練りあがってくるものではないかということを体験して思います。もっと多くの
ことを受け容れることが出来るように相手の声に耳を傾けていきたいと思います。
投稿者:tak | 2010/07/05 03:53 AM

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自分と向き合うということについて昔は大変なことだと感じていました。しかし今では自分自身が内省を行なう中で様々な気づきを頂いているのではないかという事を感じます。又同時に謙虚であり感謝出来る人はやはり自分に正対出来る人ではないかという事を改めて感じます。自分自身の今の存在がどこから来ているのか?又今こうして生きていることが出来るのはどの様な環境があったからなのか?当たり前に考えれば当たり前に出てくる生きるうえで大切なものを導き出す事が出来なくなっている事に対してもっと危機感を持ち仕事に取り組んでいきたいと思います。
投稿者:dai | 2010/06/24 09:03 AM

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