リーダーの心得
一昨日と昨日で第5回GTサミットを新宿NSビルで開催した。
全国から理念や価値を同じくする60名以上の園長先生方が集まってきていただいた。
毎年、このサミットが楽しみで少しずつ進化して保育環境を創造し理想に近づいている園と園長先生を拝見できるのは私にとっては本当に幸せなこと。
いつもカグヤのクルーから園の状況や園長先生の様子などはしっかりと伺っているけれど直接お会いできると具体的にその様子が洞察でき、勇気と元気をいただけている気がします。
子どもために、まず自分が変わろうとなさるその姿勢に園長としての職責としての素晴らしさを感じます。
全国各地の園を8年で6000か所以上、高い問題意識を投げかけながら見聞きし歩いていると様々なこの業界の姿が観えてくる。現在、保育界では何も起きなくてもこのままでもいいという層が7割くらいはいる。そして保育団体に属していながら色々と活動している層が2割、そして1割は自分のやるべき役割や使命をぶれずに粛々と歩んでいる。
どの国でもそういう流れがあるようで、結局はそういうバランスで業界の流れを創っている。先日伺ったオランダでもそうだった。人は短いスパンや短い距離感で物事を観ているとついそれがすべてのような錯覚を覚えてしまうけれど、それを世界観や歴史観などに照らせば自分の立脚地がどこでどの方向に向かっているなども洞察することができる。
目指している理想が子どもの未来であれば必ずどの山の登山口から登頂しようと結局辿り着く場所は同じところなのだから焦る必要も比較する必要もないのだと思う。
大事なのは、自分自身が以前と比べて成長しているのか、また歩んでいる方向は不動のものかなどを確かめていくことだと私は思う。
いつまでも彷徨っていたり惑わされたりしていたら、進んでいる量は多いのにずっと遠回りをすることがある。将来の自らの意志が盤石になるためにというならばいいけれど、人生は有限だしいつ何起きるのか分からないのだからタイミングや機会などを逃すことがあるので気をつけないといけないと私は思う。
自らの役割を知り、自らの決めた道を正しく歩んでいればたくさんの出会いや邂逅があり、そして多くの仲間に囲まれて素晴らしい旅路を豊かに楽しみながら人生を謳歌することができるし、その実感や喜びを分かち合うことで生きることの価値を噛み締めて幸せになるのだと思う。
そうやって世界の人たちが一人ひとりがそれぞれに一歩一歩自らの足跡を噛み締めながら自分の中にある自分を信じていけると良いなと思う。
セミナーに話は戻る。
藤森先生が講演の中で、「私は別に何もこういうことをしてほしいと誰にしろ皆にお願いしているわけではないのです。ただ私は子どもたちを見守るためにこうしたいこうすべきではと言っているだけなのです。」と仰っていました。
色々と業界で話を進めていくと個人が語っているように錯覚するけれど、カリスマになっていく人は私心がある。しかし、真の大道や仁の精神で歩む人は、天人合一して私心がない。
人間はつい弱い自分があると人間に依存していく、しかし真の答えは自分の中にあるのだからその答えを出すのは天に問いながら自らの実践で掴んでいくものだと思う。
現実は、いろいろな人たちがこの世の中にはいる。多様性を維持しながら質を高めるには両方両立というのは本当に難しいものだと思う。だからこそ藤森先生は、リーダーとは常に調和(バランス)して優先順位を決め、覚悟を持って実行することなんだと仰っていました。
世の中にはいろいろな正義があり色々と言う人がいるのは世間の常だが大事なのは「やり方で」はなく『あり方』が本質であるのだと説いているように思いました。
どうあるのかは深い信念と覚悟が醸成する過程で身についていくもの。
そしてそうしたものが理念になり、周囲を感化していくものだと私は思う。
私も志を子ども第一主義に置くのだから、常にそこを起点に自らを自省自反しながら実践と実行を持って世の中を感化していけるようにこれからも努めていきたい。
皆さんのディスカッションや発表の中でもたくさんの気づきをいただきました。こうやって問題意識を一年に一度でも確認して、自らの使命の本懐を遂げるために切磋琢磨していくことこそが研修の本義だと思いました。
この一期一会の出会いに心から感謝いたします。
皆様にまた来年、さらに成長してお会いできるのを楽しみにしています。
全国から理念や価値を同じくする60名以上の園長先生方が集まってきていただいた。
毎年、このサミットが楽しみで少しずつ進化して保育環境を創造し理想に近づいている園と園長先生を拝見できるのは私にとっては本当に幸せなこと。
いつもカグヤのクルーから園の状況や園長先生の様子などはしっかりと伺っているけれど直接お会いできると具体的にその様子が洞察でき、勇気と元気をいただけている気がします。
子どもために、まず自分が変わろうとなさるその姿勢に園長としての職責としての素晴らしさを感じます。
全国各地の園を8年で6000か所以上、高い問題意識を投げかけながら見聞きし歩いていると様々なこの業界の姿が観えてくる。現在、保育界では何も起きなくてもこのままでもいいという層が7割くらいはいる。そして保育団体に属していながら色々と活動している層が2割、そして1割は自分のやるべき役割や使命をぶれずに粛々と歩んでいる。
どの国でもそういう流れがあるようで、結局はそういうバランスで業界の流れを創っている。先日伺ったオランダでもそうだった。人は短いスパンや短い距離感で物事を観ているとついそれがすべてのような錯覚を覚えてしまうけれど、それを世界観や歴史観などに照らせば自分の立脚地がどこでどの方向に向かっているなども洞察することができる。
目指している理想が子どもの未来であれば必ずどの山の登山口から登頂しようと結局辿り着く場所は同じところなのだから焦る必要も比較する必要もないのだと思う。
大事なのは、自分自身が以前と比べて成長しているのか、また歩んでいる方向は不動のものかなどを確かめていくことだと私は思う。
いつまでも彷徨っていたり惑わされたりしていたら、進んでいる量は多いのにずっと遠回りをすることがある。将来の自らの意志が盤石になるためにというならばいいけれど、人生は有限だしいつ何起きるのか分からないのだからタイミングや機会などを逃すことがあるので気をつけないといけないと私は思う。
自らの役割を知り、自らの決めた道を正しく歩んでいればたくさんの出会いや邂逅があり、そして多くの仲間に囲まれて素晴らしい旅路を豊かに楽しみながら人生を謳歌することができるし、その実感や喜びを分かち合うことで生きることの価値を噛み締めて幸せになるのだと思う。
そうやって世界の人たちが一人ひとりがそれぞれに一歩一歩自らの足跡を噛み締めながら自分の中にある自分を信じていけると良いなと思う。
セミナーに話は戻る。
藤森先生が講演の中で、「私は別に何もこういうことをしてほしいと誰にしろ皆にお願いしているわけではないのです。ただ私は子どもたちを見守るためにこうしたいこうすべきではと言っているだけなのです。」と仰っていました。
色々と業界で話を進めていくと個人が語っているように錯覚するけれど、カリスマになっていく人は私心がある。しかし、真の大道や仁の精神で歩む人は、天人合一して私心がない。
人間はつい弱い自分があると人間に依存していく、しかし真の答えは自分の中にあるのだからその答えを出すのは天に問いながら自らの実践で掴んでいくものだと思う。
現実は、いろいろな人たちがこの世の中にはいる。多様性を維持しながら質を高めるには両方両立というのは本当に難しいものだと思う。だからこそ藤森先生は、リーダーとは常に調和(バランス)して優先順位を決め、覚悟を持って実行することなんだと仰っていました。
世の中にはいろいろな正義があり色々と言う人がいるのは世間の常だが大事なのは「やり方で」はなく『あり方』が本質であるのだと説いているように思いました。
どうあるのかは深い信念と覚悟が醸成する過程で身についていくもの。
そしてそうしたものが理念になり、周囲を感化していくものだと私は思う。
私も志を子ども第一主義に置くのだから、常にそこを起点に自らを自省自反しながら実践と実行を持って世の中を感化していけるようにこれからも努めていきたい。
皆さんのディスカッションや発表の中でもたくさんの気づきをいただきました。こうやって問題意識を一年に一度でも確認して、自らの使命の本懐を遂げるために切磋琢磨していくことこそが研修の本義だと思いました。
この一期一会の出会いに心から感謝いたします。
皆様にまた来年、さらに成長してお会いできるのを楽しみにしています。
学びと心花 | comments (2) | -
コメント
なってしまう様な弱い部分とは誰しもが持ち得ているのではないかと思います。
その中で世の中の事、自分の人生の事、考えている人間が一体どれくらいいる
のでしょうか?周りがそうは考えていないからと、そこに収まるのではなく、
自分の内から出てくる声を信じて、表出出来る様にし、自分という人間をしっかりと
醸成していくことが出来る様に心がけていきたいです。何よりも自分が何をしたいのか
それを通して、どうありたいのか、社会に関わる以上、自分がどう貢献出来るかを
考えて行きたいと思います。
コメント
しかし問題が出てくる事をマイナスに捕らえてしまう事も多々あるのも現実にあります。
大事なのは問題が出た時に何かに依存したり見て見ぬ振りをする自分の弱さをいかに克服するかだと思います。又私自身問題が出て際に問題を先送りしてしまう事があります。何故そうなるのか考えると仕事に対する責任というものがまだまだ足りないのだと反省させられます。仕事に対する責任とは何かと言う事も改めて考えたいと思います。