株式会社カグヤ野見山広明−子どもたちの未来を願い徒然なるままに書き綴るカグヤ社長の惟神の道blog。


協同的な学び

ニンゲンは関係性の中で、いろいろなこを知りそして成長しあっていくもの。
そのためには、「協同的な学び」も必要だとのことだ。

本日は、熊本で保育研究セミナーを実施している。
参加者の皆様は九州各地からお越しになっている方々だ。
これは長崎で始まった先生方の研修が大好評だったのがキッカケで熊本へ飛び火したものだが自主的に主体的に、園の先生方が自らでセミナーを行うのを我々が後押しするものだ。

もともと何かを学びあうということは相手がいないとできないこと。
この業界ではそれぞれに何かしらの柵があり、なかなか本音で語り合えるという場や機会はとても少ないと思う。

人間は、お互いに距離を保つ生きもの。

ある一定の距離を片方が強引に埋めろうとするのならば、心理学で言う「やまあらしのジレンマ」がやってくる。

お互い最適な距離に近づくためには、多少は痛い思いもしないといけない。
その覚悟もなければ良いものは手に入らない。
等価交換の法則ではないが、必ず代価を支払うこともより高みを目指していく上では避けては通れない道だ。

そんな道を通るときは価値観に軸を置くといいと思う。

同じような考えで、同じような立場で、同じように危機感を感じればその目的のために自分の使命に沿った違った新しい関係性が芽生えてくるからだ。

以前、中国へ留学していたときに人生に大きな影響を与えた本がある。

「7つの習慣」という本だ。

この本がなければ、価値観に従って生きようとは思わなかったかもしれない。
そして出会った学友が価値観の大切さを教えてくれた。

19歳の頃、中国での出会いがなければこの「今」はなかったかもしれない。
創造的な素晴らしい関係はそのような出会いや価値観から始まるのだろう。

思いに集まってくる人たちには、何か特別なご縁を感じる。
これからももっとたくさんの人たちと自らの「価値観」を共有する喜びを分かち合いたいものだ。
師匠からの学び | comments (3) | trackbacks (0)

コメント

自分自身のすり込みかもしれませんが、この保育の世界に入ったときに隣同士の園が学びあうことなど考えたこともありませんでした。しかし、今ではお互いが子どものために学びあうということが当たり前になりつつあります。それぞれの園で大事にしたい事やその中でやっていきたい保育は確かに違うのかも知れません。しかし今では、今起きている様々な問題を真っ直ぐに受け止めその問題意識から子ども主体の保育を行っていきたいという園が増えたのではと感じます。守りたいものを軸にして価値観がそれぞれで共有できたときに大きな力を発揮することを今は実感しています。
投稿者:dai | 2010/11/17 08:05 AM

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人と理解を深めるためには自分がどれだけ開くことが出来るか、自分から歩みよることが
出来るのかということを考えさせられます。人は本来関わり合うことで成長し、関わり合う
経験を欲している生き物かと思いますが、いつしか、関わり合う事につかれ、孤独を良し
とする人が増えてきている。面倒だと言いながらも本当は関わりたいと思っていて、しかし、
どうしたらよいか分からずに困っている人が多い現代で自分から殻を突き破ることでモデル
となり、子どもたちにも本来持っている関わり合う力をもっと伸ばしていくことが出来る
様になることを願います。
投稿者:tak | 2010/10/26 06:59 AM

コメント

日々学びのある毎日で、カグヤでの気付きや学びは沢山あるように感じます。
それはただの業務的な学びではなく、世の中の本質的な部分ですが、気付きが浅く、理解できていないところがあると思います。
常に根本的なものを考えることを忘れず、もっと洞察力を身に付けることが大切だと感じています。

話の中で疑問に思うことが出てきたら、「何で?」と深めたり聞くことを最近では心がけているが、
まだまだ足りていないのでこれからも疑問に思うことを忘れずにいたいと思います。
人間として成長できたら良いと思うので、努力を怠らないようにしたいと思います。
投稿者:take | 2010/07/30 05:57 AM

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