こんにちは、眞田です。
今年の関東は随分とこの時期に晴れ間が広まり、
晴れ晴れとした残暑となっていますね。
最近、娘を連れて初めて銭湯へ出向きました。
今まで、家族での温泉などは良く出かけていましたが、
地元の銭湯へ行く機会は在りませんでした。
初めて聞く銭湯という言葉の響きに
娘も道中はしゃぎっぱなしの大騒ぎでした。
銭湯につき、番台でお金を払うと私自身の子どもの頃の暮らしを思い出しました。
家に風呂が無かった為、いつも銭湯へ行っていた当時の感覚が蘇ってきます。
娘の反応はというと、お風呂に入るのに知らない人ばかりという事で
急に静かになり、抱っこをせがむようになりましたが、後から入ってきた子ども達や、
おじいさん、いろいろな人がやっていることをつぶさに観察しているようでした。
次第に場に慣れ、私が体を洗っている間も遊んでいられる様になる姿を見ていると、
銭湯という環境も子どもの発達に於いてはとても大事な場所なのではないかと
感じる様になりました。
多くの年齢の人々と一緒に風呂に入り、マナーを守る大人達や怖い顔した
おじいさんに怒られながらもマナーを学ぶ子ども達を見ながら、
娘は何を感じたのかは分かりませんが、出る間際に風呂桶と椅子を片づける娘を見て、
嬉しそうに褒めたのは私だけではありませんでした。
銭湯に行って強く感じるのは、年配の方々が娘を見ては顔を綻ばせては
声をかけてくれます。
今、銭湯も子ども離れが広まっているそうです。
自宅の風呂も、子どもが自由に遊びこめて楽しい場ですが、
銭湯という、多くの年齢の方々が一つになって共に入浴するという
環境も大事にしていきたいなと思います。
また、銭湯にはもう一つ、メリットがありました。
それは、2時間近く、妻が自由な時間を手に入れられることです。
その日帰ると、妻から「せっかくの一人の時間なのに、どう過ごしたらよいのか
もう忘れちゃっていて結局、家事をしちゃった」と笑わせてもらいましたが、
きっとこれからは、妻にとっても有意義な一人の時間になるのだと思います。
オルタナティブコンサルタント
真田海