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「見守るほいく」と「自然農」

2011年10月 6日

こんにちは。宮前です。

先日、自然農を学びに、川口由一先生が指導する
「赤目自然農塾」に参加してきました。


川口先生は、長年農業に従事し、農薬による薬害で体を壊して以来、
「耕さず、肥料・農薬を用いず、草や虫を敵としない」を掲げ、
自分なりの自然農法を確立されたそうです。


農業経験のない私には、その大変さや苦労は本当の意味で分かってないと
思いますが、それでもやはり、環境・健康を保全し、敵として排除するのでなく、
味方としていくこの考えに、強く魅かれます。


そもそも私は、環境問題に対して何とかできないかという気持ちから、
自分の労力・時間をその改善のために使いたいと、転職活動を行い、
今働いている「カグヤ」に辿り着きました。


一見「保育」と「環境」は別物のように見えますが・・・


環境問題は、人間が招いていることがほとんどで、
保育(教育)が変われば、環境問題も解決するのではと感じています。


そして「見守るほいく」で育った子どもたちは、
きっと自分らしくありのままで生き、自分を愛し周囲を受け容れ、
互いに尊重し合う社会を築くのではと期待します。


また、当然それは人間同士に限らず、自然との関係においても、
人間都合ではない「調和」の道を選ぶのではと感じています。


人も自然も、ありのままが大切で、互いに活かし合うためにも多様である
必要があり、それを何かの都合で人間が操作するということは、
不自然で無理のある未来へと繋がり、大変危険なことだと思います。


そんなわけで、「見守るほいく」と「自然農」には、共通するものを感じ、
現代の様々な課題に対しての答えも、これらに秘められているように感じます。


実際、今回の自然農塾では、あまりの暑さに体がついていけず、
早くも、自然は思いどおりにならないことに気付かされましたが・・・


今後も沢山のことを、自然から学んでいけたらと思います。


そして、人間都合、大人都合、自分都合にならない日々の実践から、
社会を持続可能なものへと変えていきたいです。

環境コーディネーター
宮前 奈々子