こんにちは、眞田です。
春の陽気も強まり、もうすぐ夏の到来かと思うと、
季節の移り変わりは早いものだと感じます。
少し前の事となりますが、10年来の付き合いの後輩が金曜日の夜に我が家を訪ねてきました。
話を聞くと先月で仕事を辞めて今後どうしていくのかを悩んでいました。
田舎に帰って職に就くのか、東京に残るのか、海外へ行くのかなど
どれがいいのかと質問してくる後輩に対して、「なぜそれをしたいのか」と聞いていく中で、
本当に自分がやりたいことを見つけられていない様に感じました。
本人が本当にやりたいことは、私には見つけることが出来ないですし、
自分自身で対話して見つけていくものだと思いますので、
私がいつも自分と対話する為に大事にしていることを一緒に経験してもらおうと考え、
翌日の朝から山登りに行くこととしました。
まずは翌日の朝と山頂で飲むコーヒーを生豆から一緒に煎り、登る山を決め、
登山を安全に終わらせられる様に翌日のスケジュールをシュミレーションし、
荷物を準備し、翌日早朝から登山へと向かいました。
初めての登山であったこともあり、随分と気づきがあったようでした。
印象的だったのは、
「僕は自分の事を自分で決めることをせずに、いつも人に聞いていいなと思ったことをやっていた。
自分で自分の事を決めるのが苦手なのだと気付いた。」
という言葉でした。
その言葉を聞いて他人事ではないと改めて感じると同時に、
自分で掴み取ったその気づきを気づきで留めない為にも
実践に移してほしいという願いと、私自身が普段どうしたら良いのかが分からなくなったときに
実践しているノートのとり方を彼に伝えました。
そして後日、彼から感謝のメールが届き、
私自身も大きな感謝の気持ちに満たされました。
まずは、私を訪ねて来てくれた事。そして、自分が実践していることからしか人には伝えられないという事実を
身をもって体験させてくれたこと。自分の事を自分で決めていく大切さ。
多くの事を体験を通して学ぶことが出来た貴重な機会となりました。
オルタナティブコンサルタント
眞田 海