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2012年07月のカグヤクルー日記

「子どもたちに届くように」

2012年7月 2日

こんにちは、宮前です。

先日、京都にある保育園の職員の方々と、合同研修を行いました。

カグヤも保育園も全員参加の研修ということで、
アクティビティの後、大きな一円対話を行い、
各々が困っていることを話していきました。

そして、その困っていることを解決に近づけるため、
カグヤの社員1名に対し、保育園の職員2~3名という小グループに分かれ、
再び、お互いの実践や気付き、アイディア等、話していきました。

そんな中、園の課題に対して、
自分(カグヤ)が乗り越えたことなら、そのまま伝えられるものの、

そうではないものについては、自分の実践から伝えられず、
力になることができないことを痛感し、危機感を感じました。

例えば、職員間のコミュニケーション。

その園は、色々な事情で、
先生同士が本音を言うことを避けているような状況でした。

園の先生たちの雰囲気は、子どもたちに確かに伝わるものであり、
当然、信頼関係から生まれる、楽しそうな雰囲気が望ましいと思います。

カグヤも、昔に比べれば仲も良く、
言いたいことも、各々に言っているとは感じますが、
まだまだ、遠慮のない関係とは言えません。

そしてこれまでは、社内環境としてカグヤがより良くなるために、
どうしたらもっとオープンな関係性になるか等、考えていたのですが・・・

今回の研修によって、
もはや「自分たち」のためにというより、
「保育園の先生たち」更にはその先に繋がる「子どもたち」のためにと、
自分のベクトルが変化するのを感じました。

自分たちの実践によって、
子どもたちへ直接繋がっている、園の職場環境が良くなるのであれば、
なんとしても、自社の課題を解決しないわけにはいきません。

自分の現場意識の低さに反省しましたが、
今回、社内の実践が、子どもたちへ繋がっていると確信したので、
しっかりと子どもたちに届くように、
この大きな危機感を、社内での実践に変えていこうと思います。


環境コーディネーター
宮前 奈々子


「合同研修にて」

2012年7月 3日

こんにちは、カグヤの白土です。

先日カグヤクルー全員と、
パートナー園である園との合同研修を行いました。

3回目となる合同研修、ある意味で家族みたいな感じでもあります。
今回の合同研修でも多くの気づきを頂きました。

特に今回の研修では、少人数での一円対話を行いました。

有難いことに多くの先生方とお話しする事が出来ました。
その中で、4月より新卒で園に入られた先生とお話しする機会がありました。

一円で話す中で何故この園で働きたいと思ったのかを伺いました。
すると先生からはすぐに返事が返ってきました。
理由は、「園を見学した際に子ども達がとても輝いていた事、
そしてその周りにいる先生方もゆったりと楽しそうに保育を行っていたから、
絶対にこの園で働きたいと思いました」
という事でした。

それをお聞きして、自分の園の様に嬉しく感じました。
子ども主体の保育を信じて遣り抜いたからこそだと思いますし、
それに気づける先生の素晴らしさも感じました。


今、様々なお客様をサポートさせて頂く中で、
職員の雇用の問題も多くお聞きします。

しかし、園によっては地域に関係なく、
雇用の問題とは無縁の園もあります。

そういう園に共通して言えるのは、
子ども達も職員も心から楽しんでいるという事だと思います。


今回の合同研修で、私の心に新たに火がつきました。
「カグヤを子ども達が憧れる会社にしたい」
今回お会いした先生が感じたように、
この会社で絶対に働きたいと思える会社にしていきたいと改めて感じました。

その為にも、遣り甲斐、働き甲斐を感じ、
遣っている事が大変でも楽しんで遣る、楽しめる自分で在りたいと思います。


オルタナティブコンサルタント
白土 大樹


「ホタルのひかり」

2012年7月 4日

こんにちは、奥山です。

先日出張先でホタルを見ました。

雨上がりに無数に放つそのひかりを見て、
子どもたちにも見せてあげたいと、
祈りにも似た想いに駆られました。

東京の暮らしを始め1年が経ち、
人工的照らされている光に慣れてしまった私にとって
自然が放つひかりから、心惹かれるものを感じました。

ホタルのひかりに心惹かれたのは、
自然の放つひかりと、子どもの未来とが
重なったからのように思います。

ホタルが棲む環境をそのままにしておくことも、
子どもたちが抱く夢を大人の都合で壊したくないと
思うことも私にとって重なって感じるのです。


この時期しか見えない自然の美しさを
次代の子どもたちにも見せてあげたいと
思う気持ちを育んでいけるよう、
見守る保育を通して伝えていきたいと思います。


オルタナティブコンサルタント
奥山 卓矢


「理想を描くこと」

2012年7月 5日

こんにちは、秋山です。

現在私は育児休暇を経て、
「仕事」と「育児」を掛け合わせた、
新しい働き方を追求しています。

試行錯誤の連続ではありますが、
一番意識していること、
それは『理想を描くこと』です。

「今」に合わせて考えると、
どんなに新しい発想が生まれても、
「今」を超えるものにはなりません。

「今」ではなく「理想」から考え出すと…

「理想」を実現するための、
思い切った判断や面白い手法が、
ゼロから生み出せるように思います。

育児休暇で一定期間離れていたからこそ…
新しい視点を得たからこそ…

『こうなったら良いのにな。』
を思うだけに留めず、
実現するために考動する。

そんな働き方を続けて、
社内に新しい風を、
送り込めればと思っています。


コンサルティングサポーター    
秋山 有紀子


「自然との調和」

2012年7月 6日

こんにちは、眞田です。

今年は短期間で局地的に大雨が降る傾向が全国的に強いように感じます。
日本は平均すると3日に1回は雨が降る国であり、特に降水量の多い富山では
年に180日降ることもあるそうです(2008年)

改めて、日本は水に恵まれた国であることを感じます。

先日、梅雨の合間を縫って土日と晴れる週末があった為、
家族で初めてのキャンプを山梨県の甲斐駒ケ岳の麓で行ってきました。

娘は昼寝を忘れて自然の中に没頭し、夜には食事をしながらも眠くなり寝てしまい、
朝は6時過ぎから遊びまわり、とにかく2日間で6日間分くらい遊んだのではないかと
夫婦で計算をしてしまう位に楽しそうに遊びに没頭していました。

見た事のないものへの興味と恐怖、感動と不安、沢山の気持との出逢いが
娘の中で繰り広げられていることを見ることが出来た事が何よりも夫婦二人にとっては
良かったのだと感じます。

また、森の中では遊びを自分から作り出すことや、勇気を持って飛び込んでいく事
が必要となってきますが、そういった経験を今回、娘が積むことが出来た為か、次の日には地元の公園で娘が遊ぶ姿が随分と変わったと妻から教えてもらいました。

今までであれば、出来る遊び以外には消極的であった娘も、挑戦し、様々な遊具で
遊びを楽しんでいると聞いたときに、自然の中で過ごした2日間の経験はとても貴重なものであったことを実感しました。

ドイツへの視察研修に行った際にも、森での活動を大切にされていた訳を
子どもを通して実感として感じています。

元々、私たちは自然界の生き物であり、自然の中で調和して生きてきたのだからこそ、
今のような不自然な世の中では、自然との調和が大切なのだと改めて気づく週末となりました。

オルタナティブコンサルタント
眞田 海


「同体験を通じて」

2012年7月 9日

こんにちは、宮前です。

前回のブログで、保育園との合同研修についてお伝えしましたが、
京都ではその他に、クルー全員で田植えも行ってきました。

しかも、自然農の田植えということで、
皆で、不耕起の草の根が残った田んぼに、
声を出し合いながら、楽しく「手植え」をしていきました。

天候は、少し雨が降っていたものの、
雨を嫌がらず受け入れると、
なんだか自分も自然に溶け込むような感覚を味わえ、
雨に、心地良ささえ感じました。

また昨年の夏に、田んぼになる前の同じ場所を見学したのですが、
その時は、荒地だったため、
今回、田植えができるまでのカタチになっていて、大変驚き、

更には、色々と準備をして下さり、田んぼを見守って下さる安達様に、
感謝や尊敬の気持ちでいっぱいになりました。

そんなわけで、京都研修を終えてみると、
明らかにクルー同士の関係に変化が見え・・・

合同研修では、同体験を通じて問題意識が共有され、
田植えでは、同体験を通じて自然と一体感も生まれ、

以前よりも遠慮がなくなり、心をオープンに本音が言える仲の良さを感じます。

分かり合えないと感じる時は、いっそのこと、
一緒に取り組んでみる等、同体験を大切にしたいと感じました。


環境コーディネーター
宮前 奈々子


「震災から」

2012年7月10日

こんにちは、カグヤの白土です。

先日震災後初めて原発が再稼働しました。

ニュースでも取り上げられていましたので
ほとんどの方がご存知の事と思います。

ニュースを見ると改めて現実に引き戻されます。
引き戻されるというか、
あまりにも自分に問題意識が無いことに気づかされます。

震災から1年余り、
あれだけ危険であれだけ多くの人が傷ついたにも関わらず、
どこかで仕方がないとしている自分がいます。

ニュースを見ていてもまるで他人事のようになっている自分に腹が立ってしまいます。

自分の事を棚に上げるようですが、
今の国・国民性の課題はここにあるのかと思います。

もちろん再稼働に対して武力を使い止める事は正しい事ではありません。

しかし自分の問題として何が何でも止めなければという
思いと行動をいつの間にか失ってしまっています。

きっと子ども達は「どうして皆がよくないと思う事を続けるの?」と聞くでしょう、
その時に何をどう答えるのか、考えさせられます


やはり自分はどうするのか?

常に自分に矢印を向け、自問し続ける事の大事さを感じます。

又今の時代は、何かに夢中なったりすることを恥ずかしく思ったり、
本気になる事を馬鹿にしたり風潮があります。

でもきっと子どもは逆だと思います。

私が子どもであれば、やはり上記のような人は
カッコいいなと思うはずです。

日本という国で活かされている事にはきっと意味があるはずです。

もっと視野を広げ、何に対しても本気で在り
夢中であれる事、そしてどんな大変な事でも
楽しみ味わい生きて行けたらと思います。


オルタナティブコンサルタント
白土 大樹


「一通のメール」

2012年7月11日

こんにちは、奥山です。

以前、ブログに書きましたが、
学習ボランティアで関わっている男の子が高校へ入学しました。

高校生活は中学の時より毎日充実しているようで、
バイトを始め、学校終わりに友達と遊ぶなど、
彼と話をする楽しい時間を過ごさせて頂いております。

いつもは施設内の図書館を利用していますが、
たまにはということで外へ連れ出し、
ファミレスで好きなものを食べてもらいながら話をしました。


そして以前から施設に出入りしていることもあり
職員の方とも親しくなり、ある一通のメールを頂きました。

「来てくれてありがとうございました!!おかげで○○くん今日は機嫌がよかったです!」

メールのやり取りも嬉しく感じられるのは、
その子を通して感じられていることであり、
同じ気持ちで見守っているのかなと考えるだけで、
一通のメールからもたくさんのことを感じます。

「彼が中学を卒業したから、自分も卒業」と
しなくて良かったと改めて感じます。

高校生の彼も、職員の方も、そして私も
幸せに感じられる時間を今後も大切にしていきたいと思います。


オルタナティブコンサルタント
奥山 卓矢


「縁の下の力持ち」

2012年7月12日

こんにちは、秋山です。

庭に種撒きをした「向日葵」。
水と太陽の力だけで、
順調に背丈を伸ばしています。

ところが先日の台風によって、

総倒れとなってしまいました。

植え直そうと思いつつ、
なかなか時間が取れずに居ると、

手助けなど不要だと言うように、
今まで通り太陽と水の力だけで、
横から上へと立て直していました。

近付いてよく見ると、
強風の影響を受けたのは「茎」。
茎を立て直したのは「根」。

ここぞと言う時にこそ、
(もちろんそうでない時も)
自分の役目を全うし、
エネルギーを伝え抜く「根」。

目立たない存在でありながら、
逞しく支える「根」のチカラを、
存分に感じられる機会となりました。


コンサルティングサポーター    
秋山 有紀子


「距離の変化」

2012年7月13日

こんにちは、眞田です。

空の雲が、もう既に夏の装いを始めています。
毎朝の空模様ひとつでもこんなに変化の激しい国に生まれると、
一年もまた、早く過ぎていくように感じます。

最近ですが、我が家でも笑いの輪に大きな変化がありました。

今まで、我が家での笑いの発生源は、娘と親、息子と親という関係性から
生まれていましたが、最近、娘と息子が二人でけらっけらとはしゃぎ合い、
笑い合っている姿を見ました。

なんだか、笑いの発生源に親が居ないことに違和感を感じましたが、
同時に、何とも言えない喜びと幸せに包まれました。

これからは、こうして、子ども達同士で笑い合い、助け合い、喧嘩したり、
泣いたりする機会が増えていくのだと想像するだけで、感動して涙腺が緩んでしまいました。

親と子の関係から、子ども同士の関わり作りへと変わりゆく中で、
そういえば、私の親が嬉しそうに私に向けていたあの眼差しは、
思い返せば、兄弟仲良く楽しく遊んでいる時に向けられていたものであったことを
思い出しました。

キャンプや海へ行けば、両親は良く、私たち兄弟に課題を出していたことを思い出します。
そして、自然と笑いの輪が生まれていたことを思い出します。

これから、子どもとの距離感がどのように変わっていくのか。
自分自身の変化、成長も含めて楽しみです。


オルタナティブコンサルタント
眞田 海


「同じ道」

2012年7月17日

こんにちは、宮前です。

先日、久しぶりにカグヤを2年前に退職した同期と会いました。

彼女は、カグヤで見守られていた経験や、
藤森先生から聞いた「見守る保育」の話し等が、
今とても活きているということでした。

現在彼女は、塾の先生として、子どもにレッスンをしているそうですが、
最初はなかなかうまくいかなかったものの、

藤森先生の話しを思い出し、子ども達に見守る関わりをしたところ、
とても良い影響が出始め、子ども達が勉強の楽しさを感じ、
自ら学ぼうとする意欲が高まってきたということです。

実際に現場を持つ彼女は、カグヤで働いていた頃よりもイキイキしており、
見守る実践を積んでいるせいか、
その言葉はとても力強く、とても魅力的でした。

本人も、カグヤで学んだことや見守られたことの大切さが、
今になってよく分かってきて、とても感謝していると言っており・・・

なんだか違う場所にいても、「同じ道」を歩んでいるような感覚で、
本当に素敵な同期に恵まれたと、改めてこの出逢いに感動しました。

彼女が退職した時は、こんな未来は想像していなかったのですが、
人生は、本当に分からないものです。

私も、しっかり実践を積み上げ、
離れていてもお互いに切磋琢磨できる関係でありたいと感じました。


環境コーディネーター
宮前 奈々子


「セミナーでの学び」

2012年7月18日

こんにちは、カグヤの白土です。

今年度もいよいよセミナーが始まる時期となりました。

先日7月のセミナーも無事に開催されました。
相変わらずというか、
後ろから先生方の参加の様子を見ていたのですが、
何かを学んで帰りたいという姿勢から物凄いパワーを感じました。

参加される先生方の学ぶ姿勢には頭が下がります。


又今回のセミナーには現役の大学の学生の方が
1日のみ参加していらっしゃいました。

藤森代表の話を真剣に聞く眼差し、
実践発表園の話を聞きながら楽しそうにしている表情、
夢に満ち溢れた姿をそこに感じました。

今の時代、保育士になる方は年々少なくなってきていると聞きます。
皆さんきっと理想と現実のギャップに苦しみ夢を諦めているのではと思います。

しかし、GTの素晴らしさはやはりそこだと思います。
理想に対して常に変化を求めた現実があという事、
苦しさは常に楽しさである事、
同じ仲間が全国各地にいる事だと思います。

改めてGTの取り組みの素晴らしさを肌で感じました。


又今回のセミナーでも遊び心の必要性を感じました。

真剣に取り組む事も大事ですが、
常に心は楽しんでいたいと私も思います。

大変な時、忙しい時こそ
どうしたらもっと楽しめるのかを考えていきたいと思います。


オルタナティブコンサルタント
白土 大樹


「新しい出逢い」

2012年7月19日

こんにちは、奥山です。

先日第29回保育環境セミナーが開催され、
皆様のおかげで無事終えることができました。

今年度よりセミナー会場が変わり、
各セミナーによって異なりますが、
会場から皇居や東京タワー、また東京スカイツリーも
見ることが出来ます。

会場が決まるまでの裏話として、
昨年11月頃から会場を探していました。

参加される先生方がセミナーに集中できるように、
また、多くの方が見学をする新宿せいが保育園からの
アクセスを考え、多くの会場にあたった中で出逢えた会場です。

今回の会場で初めてセミナーを行うに当たり、
会場の方と何度も打ち合わせを重ね開催することができました。

新しいことに挑戦することは、不安もありますが
セミナーにご参加頂いた先生方をはじめ、
会場のスタッフの方々と新しい出逢いを頂きました。

見守る保育を実践する園同士が繋がる環境、
会場という場所の環境をGTスタッフ一同、
先生方が集中して学べるようご準備していきます。


オルタナティブコンサルタント
奥山 卓矢


「心を通わせる「おはよう」」

2012年7月20日

こんにちは、秋山です。

散歩が楽しくて仕方ない息子と、
毎朝同じ道を歩いていると、
毎日同じ人に会うことが出来ます。

先日、公園の掃除をして下さる方に、
「おはようございます。」
とご挨拶したものの、
振り向いてもらえませんでした。

少し寂しくなったものの…
懲りずに翌日も翌々日も、
声を掛けるように努めました。

そして3日目。

いつものように声を掛けようと思ったら、
パチッと目が合い「おはようございます。」と、
向こうから声を掛けて頂きました。

私も会釈と共に応えると、
「僕は耳が聴こえないんです。」
と話して下さいました。

思い出してみれば、

目を合わせていなかったな。
後ろから声を掛けていたな。
そんな予想を微塵もしていなかったな。

ふつふつと自分の行動が蘇り、
「寂しい」なんて感情を抱いた自分が、
情けなく感じられました。
いつどんな場合であっても、
気の付く限りはいくらでも、
細やかに人と接したい。

自分がどうかではなく、
相手の心にどう届くかを、
妥協なく考えて接したい。

日常の挨拶ひとつではありますが、
「心を通わせる大切さ」を、
改めて考えるきっかけになりました。


コンサルティングサポーター    
秋山 有紀子


「待つということ」

2012年7月23日

こんにちは、眞田です。

雲や日差し、空気や風から梅雨の終わりを感じる今日この頃です。
鬱蒼とした梅雨の季節に蓄えた水分のお蔭で、夏を過ごすことが出来る訳ですが、
自然の循環が止まれば、私たちの生活も止まるように、地球や自然は私達の生命の源であり、
地球そのものが生命であるように感じるこの季節です。

最近の取り組みですが、梅干を作る為に、梅の追熟と塩漬けをしました。
青々とした梅では固い梅干になってしまい、反対に熟れた黄色の梅は痛んで
カビや失敗の原因になるため、その見極めが大切です。
追熟は私が成れと言ってもなるものではないので、待つしかありませんが、
心を切らさずにいないと、腐らせたり、痛ませたりしてしまうので
心を切らさず待つことの大切さと大変さを実感しました。

また、塩漬けでも同じ経験をしました。
昔ながらの製法で、お日様と梅と塩だけで作り、
添加物を加えない為、本当に手間暇がかかります。
塩だけで、梅が全て隠れるほどの水分を梅から出さないといけないのですが、
中々上手く梅酢が上がらず、姿勢を試されました。
何度、市販の梅酢を購入して入れてしまおうかと思いましたが
その度に、現状で出来る事を改めて考え直し、行っては待ち、
漸く梅酢が上がってくれました。

思えば、年々待つという事が出来る自分になっていることを感じます。
昔であれば、待ちきれずに手を加えてしまうか、心を切らしてタイミングを逃して
しまうことが多かったと思いますが、今は何事にも「信じる力」が増してきているように
思います。

子育てにおいても、仕事に於いても、何事にも「信じる力」
があるから、見守ることが出来るのだと体験からまた少し理解が深まったように感じます。


オルタナティブコンサルタント
眞田 海


「周囲を見れば分かること」

2012年7月24日

こんにちは、宮前です。

先日、保育環境ギビングツリー主催の、「保育環境セミナー」があり、
私も運営の合間に、講演や発表内容を聞く事ができました。

「見守る保育の実践発表」の中で、
実際に、保育士体験をした保護者から園に宛てた
感謝の手紙を発表された園があり・・・

保育士の子どもに対する「見守る」の関わりから、
その保護者自身の関わりを見直したという内容がありました。

それはまさに、実践から伝わった結果であり、
そこにはなんの嘘もないと感じました。

保育園の実践がどうなのかは、当事者(職員)から聞く以上に、
実際の園の子ども達の様子を見れば分かるのだと思います。

私の話しで言えば、
「社内の環境づくりを頑張っています!皆を見守っています!」
といくら言ったところで、
社員がイキイキ楽しそうに働いていなければ、
何か改善する必要があるのだと思います。

そういう意味では、自分が何かをしてみせることよりも、
しっかりとした結果が出せるように、信じる気持ちを持って、
頭と心を使って行動する必要を感じます。

そして同じように、私たちカグヤの実践がどうであるのかは、
お客様を見れば分かるのだと思います。

見守る保育をイキイキ楽しく実践されるお客様が増えていくよう、
会社の実践を続けていきたいと思いました。


環境コーディネーター
宮前 奈々子


「余裕とゆとり」

2012年7月25日

こんにちは、カグヤの白土です。

ついに東京も梅雨が明けました。
暑さは苦手ですが、空・空気・水から夏を感じれる自分で在りたいと思います。


先日ある園に伺い職員の方にヒアリングを行いました。
「今の園の課題、ご自身の課題は何ですか?」とお聞きすると
多くの方が余裕やゆとりがないと仰られます。

しかも半ば諦めが入っているような事が多いように感じます。
「この仕事を遣っていれば、しょうがないですよ」
と言われることも多くあります。

しかしこのような環境がずっと続けば、
何かしら次なる問題が起きると思います。

結果的にどこの保育園でも幼稚園でも、
この上記の問題は少なからずあるのだと思います。

それとは逆に、園に伺った際に、「うちの園は余裕があります」
と私も言われたことはありません。


又余裕やゆとりについては私自身の課題でもあるので
自分なりに考えてみました。

自分自身がゆとりが無くなる時はどんな時か?
・受け身で仕事をしている時
・自分が何をしていいのか解らない時
・会社が自分に何を求めているのか解らない時
・会社の理念を理解していない時
があげられます。

結果的に自分から忙しくしてしまい
困ってしまうという事になります。


又、ゆとりや余裕がないからと休みを取っても、
私の場合には何も解決しないと思います。

大切なのは課題と向き合う事もそうですが、
何故そうなっているのかを自分なりに考えきる事だと思います。

私も今回の気づきを気づきに終わらせずに、
そうならない為の工夫を行っていきたいと思います。


オルタナティブコンサルタント
白土 大樹


「入社式<決心式」

2012年7月26日

こんにちは、奥山です。

先日、カグヤに新しい仲間が加わりました。

溯ること3か月前、
カグヤ研修生として彼女は
カグヤの理念を取り組み始めました。

日々理念から実践する行動に
驚き、感動し、そして質問をしてくる
その姿は、私たちクルーにとっても新鮮な3か月間でした。

クルーにとっては実践の振り返りとなり、
彼女にとっては、カグヤの理念を学ぶ機会となり、
双方にとってプラスを生む関係となりました。

そして、今月18日に正式に彼女はカグヤクルーになりました。

通常、入社式と言うところをカグヤでは決心式と命名し、
カグヤで働く意志、夢をクルー同士確認し合いました。

それぞれが今、なぜカグヤで働くのか、
何を夢とし、これからどうしたいのか、
その確認はクルーにとっても、
改めてお互いを知る大切な場であると感じました。

私自身学生の時、カグヤで1年インターンを行いました。
それは、一つの就職先候補ではなく、
心を決める時間であったと感じています。

感動の多さは彼女の強み、
そして、周りを結ぶ力があります。

これから新たに加わった仲間と共に、
これまで以上に楽しみ、
カグヤの理念を取組んでいきたいと思います。


オルタナティブコンサルタント
奥山 卓矢


「自分らしく在るために」

2012年7月27日

こんにちは、秋山です。

私は仕事をする上で、
ドキドキとワクワクを、
常に感じていたいと思っています。

「どうやろう!」から来るドキドキ。
程良い緊張感は、
自分を高め成長させてくれます。

「面白そう!」から来るワクワク。
楽しむことでのめり込み、
積極的に創り上げることが出来ます。

そう在るためにも…

自分が取り組む仕事に対して、
「目的」や「意味」は、
自分自身で見つけ出すこと。

自分の夢・未来に、
何がどのように繋がるかを、
自分自身で描くこと。

このふたつが譲れません。

チカラを貸してくれる仲間や、
自由な環境を用意してくれる会社に、
甘んじることがないように。

どんな風に生きたいかを、
常に問い続けながら、
走り続けたいと思います。


コンサルティングサポーター    
秋山 有紀子


「いただきます!」

2012年7月30日

はじめまして。
今月入社致しました松野寛子と申します。

カグヤでは毎朝、手作りの天然酵母パンを食べています。

パンの酵母は、カグヤ酵母と名付けて育てているものを
入れているのですが、発酵の様子は毎回変わります。
生地が全く膨らまない日もあれば、
2倍~3倍に膨くれ上がる日も…

酵母が思い切り発酵してくれるよう、
水分量や材料配分、部屋の温度等に気を付け、
「今日は暑いね」
「水は足りているかい?」
「元気に膨らんでくれてありがとう!」
などと声かけしていると、
それに応えてプクプクと発酵してくれているように感じます。

食べる時には、酵母菌は姿を変えてしまっていますが、
材料と混じり合い、膨らんで、美味しいパンになってくれた酵母菌を
愛おしく思わずにはいられません。

食べるということが当たり前のようになっていましたが、
酵母菌を通じ、口にしているものは生き物であり、
「生き物を頂いて生きている」ということを実感します。

繋がりの中で生かされていることに感謝しながら
今日も「いただきます!」


松野寛子


「学びの機会」

2012年7月31日

こんにちは、眞田です。
夏はこんなにも暑かったのかと、
毎年毎年、この時期になると言っているように思います。

この暑さに体が慣れてきたころには、
もう秋がやってきて、去りゆく夏を少しさみしい思いで
見つめている毎年ですが、今年は季節の移り変わりと
シンクロした夏を過ごせればと思います。

最近ですが、登山をしていて感じることが在りました。
今、カグヤでは自然が持つ法則を体験して学ぶ機会を多くとっており、
先日は皆で自然農実践という事で、田植えをしてきました。

そういった体験の中から、何故私たちは農薬を使うのだろうかと
疑問に思うことが在りました。

一般的には農薬を使わないと、虫が葉や実を食べてしまうと
世の中では言われますが、植物の研究をされる方々の本を読むと、
それは、農薬を使わないから虫が葉や実を食べてしまうのではなくて、
その植物そのものに、「生きる力」が無いからだと仰ります。

自然な環境で、自然に育ってきた植物は生命力が強く、青々としており、
そういった植物は虫もよらず、元気に居るというのです。

それが正しいかどうかは私は実際に研究していないのでわかりませんが、
登山の中で気付くのは、山にある植物は確かに虫に食われず、
青々としていることでした。

農薬は、植物そのものの成長の問題ではなく、
植物が育つ土壌が本来あるべき環境にあるのかという問題を
無視した時に使われるのだと感じます。

そう考えると、教育も子育ても同じ事が当てはまるように感じます。

今ある根本的な問題に向き合わず、
自分が変わらなくても解決する方法を探せば、
農薬のようなものに頼るしかないのかもしれません。

そして、それは親自身が成長する機会を自ら逃しているように
感じてなりません。

私自身、日々を内省し大切な学び、成長の機会を逃さない様に
していきたいと思います。


オルタナティブコンサルタント
眞田 海