こんにちは。宮前です。
先日、弊社社長が「師」と仰ぐ、新宿せいが保育園 藤森園長より、
カグヤクルーのために研修をして頂きました。
藤森先生の社員研修は、私にとって初めての機会であり、
沢山の共感、学びと共に、未来に対して希望を持つことができ、
大変貴重な時間となりました。
それまで、私の藤森先生に対する印象は、
現場で「見守るほいく」を実践し、社会に働きかける第一人者という、
圧倒的なすごい人であり、遠い存在でした。
しかし研修を受け、ご自身の夢や、
全く無理を感じさせない話しの内容、発する雰囲気から、
とても優しく大きな安心感を抱き、
その自然な人間らしさから、大変温かなものを感じました。
講演内容による学びも沢山ありましたが、何より驚いたのが、
講演後の各クルーからの感想や質疑応答に対しての、
藤森先生の受け答えです。
質問に対しての直接的な答えというよりはむしろ、
各自の今ある課題に対する的確な助言のようであり、
自信を与え、背中を押してくれるものばかりでした。
相手の質問内容だけでは答えられることではなく、
言葉の端々や、表情、声色、
または感想や質問内容に対する背景を想像すること等、
今までの経験から得たものが色々あるのかもしれませんが、
何にせよ、よく見て聴かなければ到底できることではないと思います。
まさに、見守る・聴守るを体感したような気がします。
また、藤森先生から、
「日本は自然と共に寄り添って生きている国民性があるので、
世界で通用する独特の保育が日本から発信できるのでは。」
とありました。
これには大変共感し、日本の持つ可能性を強く感じ、希望を持ちました。
私もこの美しい国に生まれてきたことに誇りを持ち、
日本の可能性を信じ、私たちの遺伝子に組み込まれているであろう、
自然と共生できる、自分勝手ではない思いやりを大事にしていきたいです。
また、そのような、昔からあるもの、引継がれているものは、
きっと自然だから続いてきたわけで、
それは必要で大きな意味があることが多いと思います。
日常の物事に対しても、周りから言われることを鵜呑みにするのでなく、
その本質と常に向き合える人でありたいと感じました。
また講演の冒頭に、藤森先生が、
「自分が職員のことをどれだけ思っているかを、
職員の中にひとりでも理解してくれている人がいるだけで、
ストレスなく安心していれる」と仰っていたのが、印象的でした。
そこからも、やはりどんなにすごい人であっても、
人間はひとりでは生きていけないことを感じます。
「本来人間は集団で生きていくようにできている」とありましたが、
人間はやはり、自分の役割を果たし、助け合い、支え合うことで、
一番力を発揮できるのかもしれません。
カグヤでも、社長を筆頭にそれぞれの役割のもと力を発揮し、
「子ども第一主義」を目指し共に働いています。
今回改めて「見守る」について考え学び、
環境づくりにも不可欠であることを感じました。
自分の役割を果たすためにも、
しっかりと今あるものに感謝の気持ちを持ちながら、
皆が自然体で、見守りあえる関係を築き、楽しく働きたいと感じます。
大変貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。
環境コーディネーター
宮前 奈々子