昨日、友人たちと庭で育てている自然農の秋ナスを炭火でじっくりと焼いて食べました。旬ということもありますが、旨味も香りも味もどれも最高で調味料などは必要ありません。
現代は肉や魚などを食べますが、本当に美味しい野菜を食べたことがある人は特に肉が必要とは思わないほどに野菜だけで充分だと感じています。ベジタリアンというとなんだか健康志向で野菜が好きな人というイメージですが、実は肉好きであっても今回のような秋ナスを食べればベジタリアンの楽しみがわかるように思います。
私たちは旬というものの本当の美味しさを知ると、味というものの本質を学び直すように思います。最近はスーパーで旬ではないものも売られているため、余計に調理して味付けをしていかないといけませんが旬のものはそれだけで美味しいのです。
この美味しさは舌先三寸の美味しさではなく、まさに旬の美味しさを美味しいと感じてるのです。つまり旬=美味しいという真実を感じているということです。
旬を食べると美味しいと感じる理由は、それが最高のタイミングでお互いに活かしあうことができるからです。一期一会というか、まさにこの瞬間この今、この時という最高のタイミングを味わっています。これは身体全体、魂全体、心や感情すべてが調和を味わいます。まさにその「美しい味わい」が旬なのです。
私は暮らしフルネスの中で、この旬を食べること、旬であることにこだわり取り入れています。それは人間本来の生き方、また地球の中で生きてきた私たちが食べてきたものの本当の意味などを理解して心豊かに仕合せに幸福を味わうことを学び直すためでもあります。
これからいよいよ今年の稲刈りでまた新米を田んぼの真ん中でみんなと楽しみます。引き続き子どもたちのためにも、本来の美しい味わいを伝道していきたいと思います。