『陶冶(とうや)』という言葉がある。
「陶」というのは、焼物を造るという意味。
「冶」というのは、冶金の冶で金属を精錬するという意味だ。
つまり土を練り焼いて陶器を造り、鉄を鍛えて鉄器を造るということだ。
幼児教育にはこれが必要だと師匠は仰っていた。
保育・教育は陶冶に繋がっているのだ。
人間も焼きを入れ鍛えることがなければ立派な人になるはずがない。
如何に優秀な大学を出て最高の教育を幼児期から受け続けたとしてもその後の自己陶冶の心構えがなければ大成することはないと思う。
陶冶というのは道を求めなければ手に入れれるものではない。
どんなに環境が不満でも劣悪でも自己陶冶の生き方をしていれば教育どうこう理由は関係なく必ず良い方向へ導かれていくのだと思う。
自己陶冶を目指さないといけない。
もっと土を練り、しっかり焼いて、鍛えて形にしていく気概を持ち自己陶冶をしていこう。
子どもたちの未来の手本となるような「大人の姿」を見せていこうと思う。