先日、カグヤのクルー皆で京都へ行き鞍馬山で信念会を行った。
日常と非日常を繰り返し、気付きをたくさん体験する。
これもカグヤの理念を実践するためのこだわりの一つになっている。
昔からの日本の生活行事、神道行事もそうだけれど、場を易え整え、心の動静を澄ますことでさまざまなものが融和されていく。
特に、旅とは人生そのものであり、その旅を通して離れた自我を見つめ、そして旅を通して大切なものに気づいていくのだと思う。
今回も、一期一会の有難い出会いと邂逅をたくさん得ることができた。
私たちは子ども第一主義を理念に掲げている。
子どもに何を譲り、そして子どもの未来に対し、私たちがどのようなモデルを示し、学んでいくのかは何よりも私たちの仕事になっている。
結果がどうこうよりも、私たちはプロセスやストーリーの中に意味を見出し、その意味が多くの子どもたち、そして先生、またご縁ある関係者に気づきや共鳴で共生することを優先している。
そしてプロセスやその意味を思うとき、一期一会に感謝し如何に深くものごとの奥にある本当のことを探りとり、じっくりと一つ一つの繋がりを噛み締めるかというのは、生き方や在り方そのものの実感とともに自分を陶冶する御縁となる。
出会いとは本当に美しいと思う。
そして今回、再び御縁を頂いた吉川宗男先生から有難い言葉をいただいた。
「天国とは、天にあるものではない。それは人と人との間にあるものです。
人と人との間に、有難い繋がりがあり、そこに本当の天国があるのです。」
「人は異質なものと出逢った時、それを天からのギフトだと思うことです。
新しい異質な価値観に感動し、イキイキワクワク発見し気づき学ぶことです。」
「危機とは、ピンチとチャンスがあわさっている字でできています。
危が現れたときは、機が来ているのです。
囚われている自分を創り直す最大の気づきとの出会いのときなのです。」
「THE SENSE OF WONDER。
人間はだれも好奇心を持ち、心に強く定め、感じなければ動けない。
大いに気づき、感謝し深く楽しむことこそワンダフルな人生なのです。」
他にも、いろいろな得難い気付きを頂きました。
吉川宗男先生は、私自身が生涯を通じて「学ぶ姿勢の原点」として尊敬する師匠です。
本当に一期一会の天国のような出会い、素晴らしい時間を有難うございました。
最後に、人は人生に意味を見出した時、心底自分の中にあるその揺るぎない信念に出会う。
生かされているということ、命が何かを生きている私たちに求めてくるあの強い静かな音のようなもの。
これからも子どもたちのために、自分の魂や心が歓喜するような気付きの日々を歩み、人と人との間に一期一会の光の世界を築きあげられるように自らを省み、深く学び続け、これからも出会いを大切にしていきたいと誓う。
生きている感動、そして天地の間にあるこの世界こそが私たちそのものだと実感し、神性を高め、命に感謝し、何よりも有難いことだと心を込めてかんながらの道を歩んでいこうと思う。