昨日、ある歯科の先生に来社いただきクルー全員で話をお伺いすることができた。こちらの先生は、私が以前歯の治療でお世話になったときその実践や考え方、仕事への姿勢や理念などとても共感することが多くぜひ社内で御話を聴きたいとお願いすると快諾いたけた方になる。
特に、患者さんの持っている力を引き出し治療をするという姿勢に私たちの大事にしている見守るを感じることができたことが印象的だった。
どの業界でもそうだけれど、常にその分野を究めようと精進を怠らない方は、同じ実践を行い、同じ思い、同じ課題で自分を修めていこうとするものだと私は思う。
そして道に終わりがあるわけではないからこそ正しい道を歩んでいきたいと思うのは常に自分を天が観ているという天道に照らしたものであると私も思っている。
こういう生き方としてのモデルを示すことがコンサルタントであり、常にそういうお天道様が観ているとし、いつもそこに恥じないような生き方をすること。そこに高貴な魂が生まれ、人を感化し寄り添い見守り導く原点があるようにも私は信じている。
さて、今回のお話の中で特に印象に残ったものがいくつかあった。それを抜粋したものを列記してみる。
「トラウマの取り方は包んでいけばいい、そういう体験があったからできた。消そうとすると無理なので、それを包んであげるといい。」
「治療とは、人工材料で補っているだけ、それは治っているわけではない。これは、治っているわけではない、人が何か手をいれることは補うだけ。自分だけで、自分自身の自然治癒の力を使い治癒することが本来治るということ。」
「なるべく治療しない場合は、その人の経過や、その人の価値観など、様々な角度から見ていく力が居る、それが専門性、治療も治療しないのもその方法は何百通りもある。」
「そこに確信がなければ、それは悪になる。情報は同じだったとしても、やるやらないと、決めるのは、自分の価値観、それが微妙。そこに僕だったらとか、自分だったらとか、これがよくないと思っている。最近は、それさえもなくなればいいと思ってしまう、そうならないためには、歯科に関わらない間での時間の持ち方。つまりはいつもお天道さまが自分を観ている、そこに恥ずかしくないような生き方をしようと思っている。」
「何より意識していることは、天が観ていると思っていないとダメ、一つでもルールを破るのはダメ。いけないことはやってはいけない、やらないように心がけている。」
「医者と歯医者はどんな形であれ人を傷つけてよいという合法的な仕事、これを当然普通の人がやったら犯罪になる。だからこそ資格として許されているから犯罪ではないとはいわない、それに、国家試験を通ったから人格者というわけではない。医者は傷つけることを職業にしているとついテクニックになる、フレームワークにいきがち、効率よくやろうとする、しかし、まずは自分を見つめていこうねとなる。」
「後輩のドクターには伝えているけれど、何より絶対的なルールは守らないといけない、約束事は守らないといけない、つまり人の道は必ず守ること。これが何より優先されることがなければならない。」
などなど、常に医者としての心得を通して私たちが日々コンサルタントとして現場で大切にしていること、また私自身同じように現場で行っている実践などを具体的に分かりやすく御話をしていただくことができた。
ここでの医道も、まずは相手を尊敬し、自分を尊敬し、そこに誠心誠意の真心を持って良心で実践することに繋がっていると思うと社会で道心を持つ人に出逢うことはやはり喜びであると改めて感じる。
その後、同世代でもあったので気軽に会食をみんなで楽しみながら質疑応答などを行いさらに先生のご家族のこと、人柄に触れたり、その他人生で体験したことなども御伺いすることができ交流を深めることができた。
最後に交流会で印象に残った言葉で締めくくる。
「技術や能力はある程度まで磨けばほとんど僅差になります。しかし、プロフェッショナルは自分の分野に何より貫徹したこだわりを持ちそこには一切妥協しない。アマチュアは別にそこまで究めようなどとは思わないからそんなに命を懸けてまではやろうとしない。プロ意識とは、専門分野については自分が何より徹底的にこだわり究めるということです。」
常に、一流を目指すとはこうでありたいと共に学ぶ良い機会になりました。
ともに、言行一致で納得がいくにはまだまだ長い年月がかかりますが今回のご縁があったこと何よりも感謝しています。道すがら、御互い学び合い切磋琢磨しながら心からその歩みを楽しめることが何よりの幸せです。
今回の一期一会も、子どもたちの未来のために活かしていきたいと思います。
有難うございました。