セルフイメージ

何かに取り組む際に今の自分の生き方がどうであるかというものが、結局は最終的に自分の将来がどうなっているかということを顕している。

今の生き方や今の生き様こそが未来の姿であり、単に未来だけを眺望したって今の生き方や生きざまがその未来のそれと同じ生き方や生きざまでなければ夢も目標も叶えやしない。

今の延長が未来だからである。

だからこそ最終的にはどうなっているのか、最終的な目標はどこなのかというものから物事を考えて「この今、この瞬間」にどう責任を持つのかというのは将来の姿を実現させることでもある。

人はつい希望ばかり持ち、誰かによってその未来を与えてもらえるものだと今というものを粗末にし、今というものを決めずに曖昧なまま流されてしまっている。

しかしそういう曖昧なままで今の姿であれば、きっと先の事ばかり憂いて、後の事ばかり悔いているだけでそしてこの今はいつもなんとなく諦めているという悪循環になっているのであろうとも思う。

そういうものを断ち切るためにもセルフイメージ、つまり自分の将来像を描くということはとても大切なことだと思う。

このセルフイメージを持つからこそ、今がどうありたいか、この一瞬をどう大切にするかということに繋がっていくものだ。

会社も組織での役割も同じくし、どんな会社にしたいのか、どういう組織でありたいのかという皆で協力して目指したい姿があったとする。

そうであれば、そこに自分の将来像を描き、それを実現するために一瞬一瞬を大切にする実践を行えば必ず未来はそうなっているのであると私の経験も周囲の体験を得ても感じる。

これは、社長になりたいや、上司になるなどから、もっと多くの人たちのお役に立てる人になるや、優しく思いやりのある人になるなどもそうだけれど、そういうものは勝手になるわけでもなく、誰かがそうしてくれるのではない、自分が決めるからこそなれるのである。

社長になるのだって、最初から従業員で入ったままで時間さえ経てばなれるのではない。自分が社長になる、もしくは社長と同じくらいの仕事をすると自分の最終的な目的にあわせて取り組めば、いつかはそうなるのである。

つまりは、全ての出来事や物事は「意思」の力でなっているのである。

だからこそ、最終的にはどうありたいかということを考え抜くことは今を大切に生き切ることになる。

こういう節目や時代の変わり目だからこそ、自分の初心と終心を定め今という一瞬にすべてがあることに感謝し、自分の使命を成就してほしいと思います。

人生は、「今この瞬間」がすべて。

そう子どもたちにも示していきたい。