ドイツ研修の最終日を迎えた。
旅の仲間たちとの心の通じ合いも体験を通した学びも、一期一会の邂逅が思い出となってこれから生き続けることになります。
同じ時間や同じ人との「間」は、二度はありません。
この一度きりというものだからこその真の学びの意義があり、その一つ一つを大切に卒業して次の学びへと移りそれぞれが自らの道に戻っていくのだと思います。
同じ道を志せばたとえ物理的な別れはあっても、本質的な別れはなく、同じ道の中で互いの便りが聞こえてきたり、その道のどこかで再会することもあるのだと思います。
心は全てを観ることができ、必然的に繋がりを用意してくれます。
この長く短い唯一の道のりの中で、師と友に出会うということは素敵なことで往来する時空の中で一人一人の感動がいつまでも心に刻まれていくのだと思います。
心はとても不思議で無限の響きを持っています。
子ども心のままに、先生と友というものから何を学び、先生と友というものから何を頂き、先生と友というものから何を掴んだか。
私たち学び舎の中で先生と友はいつもお互いに道の中での絆を結び、見守りあいながら旅をするのだと思います。如何にそれが豊かなことかと感じない日はありません、人は一人ではないのです。
これだけの仲間がいると思えることや、いつも誰かが自分を見守ってくれていると感じることでその道を心強く歩み続ける勇気を得るものです。
時に諦めそうなこともあろう。
そして時に、悲しみに負けそうなときもあろう。
そして時には、一人で立ち尽くすこともあろう。
そして時には、誇りを失いそうなときも。
しかしそんな時にこそ、今、歩んでいる一期一会の旅の師友が自分を支えてくれるのだと思います。
二度とない旅路に、誰かと共に歩めた道程こそが私たちの真実だと思います。
一度しかない旅路だからこそ、同窓と楽しんで歩んでいくことだと思います。
今回のドイツ研修も、もう一度、師と道の確認ができました。このタイミングで素晴らしい出逢いを再びいただけたこと、心から感謝しています。
これからもありとあらゆるものを心が無限に永久に感じつつ、好奇な観念を全開にし楽しみながら「かんながらの道」を邁進していこうと思います。