人は新しい価値観や、今までになかったことを得ようとするとき新たなステージとも言うべき場所へ自分を移行する必要がある。
人間的な成長と、現実的な世界の成長はリンクしていてその両面を同時にブラッシュアップするために人は自分の立ち位置を変えていく。
その感覚は、ある臨界期を超えて瞬時に抜けるというように囚われていたものから解放されるという感じでもある。
それは変わろうとして苦しみを感じているやり方だけではなく、気楽に好奇心を感じているときの方が肩の力がすとんと抜けるのと同時にブレークスルーするときもある。
または、具体的な今までとはまったく異なるアプローチを試そうとチャレンジを繰り返すことで突然ハッとして抜けることもある。
とにかく今までのやり方や在り方を一度見直すことができるかということが重要なポイントになるのである。
人間はある時を起点に、その昔の記憶を主軸に自分を変えたとか変えていないとかを語るけれど、その過去のものを基準にしていてはいつまでたっても変わることはできはしない。
昔の自分、過去の蓄積された知識などと比較して変える変えないとしたとしてもそれは過去から変わったというだけで、新しいステージに変わったということではない。
新しいステージとは、新しい力が必要なステージ、つまりは新世界の住人になるかどうかということである。今までの自分がどうであったかというよりも、まったくそういう過去を捨てて新しい自分に生まれ変わるということなのである。
生まれるとは、一度死ぬことを意味している。
それは今までの自分ではなくなるということなのであり、それは今までの自分のことを忘れてもいいと一つの生き方を卒業することを意味するのである。
人間は何度でも生まれ変わることができる、それは心があるからである。
心が新しく生まれ変わる決意をしたときから、人は第二の人生を歩むことができるのである。過去にしがみ付き、過去に囚われ、過去に生きようとすることはすべてどうしようもない過去への自我の執着なのである。
過去に生きれば、今、周りにいる人たちを大切にしなくなることにもなる。
大切なのは、今、ここでどう生きるのかという決意なのである。
人生とはすべてにおいて決意で満ちている。
過去よりも今、ここが人生の主戦場、それぞれに一度しかない人生だからこそ自分自身が納得のいく人生を歩むことが自分の今の生と周囲の生を最大限活かしていくのだ。
まだまだ、共生や貢献の意義を刷新することを楽しんでいけるように日々をバージョンアップしていこうと思います。