自分探しの旅

めぐり逢いはとても不思議なものがある。

道を歩んでいく中でたくさんの人たちと出会い別れがあるようにその物語とも無限の廻り合わせがある。

巡り回る中で何度も何度もその時の心が新しいものを感じて本来のあるがままの境地を体得していくのであろうとも思う。

道の中で自分の心に自然に湧いてくる優しい気持ちや、自分の心のワクワクする気持ちから、深い安堵感といった自分を丸ごと受け容れている自分というものとの一体感を得ているのだと思います。

それも瞬間瞬間の活き活きとしたご縁の中ですべてが生まれているのです。

このすべてのものとの巡り合い廻り合いのご縁を通じて私たちは道の尊さを感じるだと思います。

その道の心得として、何より自らの歩みを止めないことは回り逢い続けるためにも大切なことです。

それがどんなに怖くっても、どんなに寂しいと思っても、勇気を出して前へ進むこと。

その一歩こそがご縁のはじまり、道のはじまりだと私は思います。

この前へ進むという行為は、自然の中に独りで立とうとしていることに他なりません。

命は、自分自らあるがままに歩もうとしているものだからです。

ご縁を信じてその命じる方へと歩むことが自分探しの旅であるのだとも思います。自分というものが何か、この自分という根源的に一体となった本来の自然体でいることが生きていく意味そのものであるのだと私は思います。

どんなに生きても、自分が生きるのです。
そして誰でも生まれてきたからには、自分が生きたいのです。

自分の生き方を変えるとは、自分で生きるということです。自分で生きるからたくさんのめぐり合わせに出逢いそして自分を知る旅を味わえるのだと私は思います。

これから生まれてくる子ども達のためにも、自分のあるがままを通じてめぐり逢いの楽しさ、その学びの深遠さ、好奇な感性の豊かさ、充実した日々を通して、本来の在り方に向かって生きられるような社会を創造したいと思います。