昔と違い、今の時代は世界の環境や関係であっという間に自分たちの状況が一変してしまうことがある。
じわじわとした変化ではなく、急激に変化するのは貨幣経済が生んだ流通や物流その他の流れが世界規模で動いている日々の中にいるからである。
その巨大な力によって、私たちは様々な利益を得、また損害も被るのである。
人は自分の国のことばかりを優先すればその他の国も同じように自分の国のことばかりを優先するようになる。例えば、資源の取り合いでもおかしな話で地球で取れる資源はみんなのものであるはずなのにそれを誰かが独占するから他の人たちも取られないようにと独占しようとする。
自分のことばかりを守ろうとするなら、周りも自分のことを守ろうとし結局は力だけで自分を守ることに躍起になり今のような軍拡をし軍事力や経済力で自分の国を守る事ばかりに囚われてしまうのである。
本来、資源もみんなのものであるように、国も周りの国が善くなるようにと世界全体のために自分たちの国はどうしようかといった他を思いやり全体を善くしようとすれば次第に協力が生まれ、みんなが助け合う和楽の世界になっていくのが道理である。
今はまだ世界の一員としての一人一人の意識が未熟で、いまだに自分だけのことを優先しようとする教育が続き、そのことから孤立してしまっている人たちがとても多いように思います。
自分の国が世界のために何ができるか。
そう考える事も世界市民である一人一人の自覚であろうとも思います。
生き方を転換するというのは、先ほどの自分の国だけを優先ではなく世界の国々を優先するという意識変革が必要になります。そしてそれを成し遂げるのが人間の深い信念や、祈りと行動、そこへ飛び込む勇気であるのだと思います。
まだ間に合うと思うのなら、一人一人が覚悟を持って諦めずに夢を定めそれを追っていくことだと思います。巨大な力は最初からあるのではなく、小さな一人一人が育てていくから巨大になるのです。
一見して焦って急ぐのではなく、その根を深く広げていくことだとも思います。
使命感に燃えている人を観ると、その使命感に共感し火がつきます。これからも脚下の社業を通して世界市民の自覚を育てていきたいと思います。