2012年のテーマ

昨年も無事に様々な新しいことを学び挑戦した一年になりました、これも皆様とのご縁により生まれているのを覚えると心からその一期一会の出逢いに感謝しています。

全ての出逢いには学びがあり、それを尽くしていくことで互いに成長していくのだと思います。
人は命は全てのものとの繋がりの中で活かし合っていくのだと改めて確信を覚えます。

一見意味のないような関わりに観えても、そこには隠された意図がある。
心と心の対話、つまりは裸になっていくことで自分の存在が明らかになっていくのでしょう。
心を澄ませて対話をする日は、思っていた以上に素敵な邂逅を与えてくださいました。
続けていける日までの道中ですが、これもまたご縁とし味わっていこうと思います。

また今年も師より新たなテーマを戴きました。

毎年、学問を通じて道中を同行できる歓びは最高の贅沢であり、師には長生きをしてほしいと願うばかりです。実践を通じて学びあい分かち合う日々は、それほど偉大な感動と感激に満ちているということを学べるのも師がいるからこそであろうと思います。

今年のテーマは、

「一呼吸おいて物事を観ること」

これは間や遊び心といい、虚空よく物を容るではないですが呼吸と呼吸の間での阿吽からよく学びこむということではないかと今は認識しています。 認識はあくまで認識ですから、学問とかんながらの道を通じて今年もまた実践し丁寧に掴み取っていこうと思っています。

最後に人間の一生には自然と同じく四季があります。

もっとも動いていないで停滞しているようなときこそ、冬の寒に耐える時期であろうと思います。自然は知っています、寒い時期にはどうすればいいのか、そしてよく観察すれば根は確かに地中奥深くにしっかりと根付いています。動いていないときこそ、強い気を蓄えているのも傍に寄り添ってみるだけで感じることができます。

これが春が来て、新たに種から種へと循環する中で偉大なエネルギーに受容されながらまた一つの役割と生涯を果たしていくのだと思います。私たち生命は、地球がまるで呼吸中でその胎内を巡りながら輪廻していくようなものです。新しいステージを迎え、新たな呼吸の間を感じつつ、いよいよ今までの冬の忍耐が次の春への元気の源になり自発していくのだと思います。

その季節季節を心から楽しみながら融通無碍に円満に日々を暮していきたいものです。
子ども達が憧れるような世界を創造するために、勇気を出して今年を切り開きます。

今年もよろしくお願いします。