そのものの自然の姿に近づけるように栽培し、養育する。
これが自然という名の人道的な進め方である。
もともとすべてのものはお借りしているという理念から考える。
そもそも自分の都合よくいくものは何一つなく、万物は自然であるのだからその一部としての自分たちもそれを享受し、共生し、互いに貢献をすることでそのいのちのめぐりを生きるのが私たち生命体であろうとも思います。
そんなあたり前のことですら、今の人間優先の世界では気づけないものなのです。
そもそも自分だけで何かを創りあげることはできません。
どんな小さなことですら、たくさんの見守りの中で可能となっているのです。
まるで何か偉大な存在が手助けしていただいているような感覚。
そういうものを自然の中では感じることができるのです。
野生を自然と呼んだり、何か人間以外のものを自然と呼びますがそうではなくそれがいのちの道、かんながらの道、 人の道、この道というものなのです。
道を忘れて今はありません。
道が失われても今はありません。
今あるのは、すべてにおいて道の御蔭であるのです。
何より大切な私たち本来の姿に回帰して心の故郷を充実させていきたいと思います。
子ども達もともにこの道を歩んでほしいと願います。