本業と副業というものがある。
世間では個人や法人が中心に取り組んでいる仕事や事業のことをいい、本業のかたわら取り組む仕事や事業のことを副業というと定義している。
しかし実際は私はそうではないのではないかと思っている。
何かを行うとき、仕事はいくつかの要素に分かれている。
直接的にすぐに成果を必要とするものと、間接的に成果を必要とするものがある。
お客様への貢献も、直接的に現場で問題を解決に導くというような提案と、間接的に社業の実践を通じて共に成長していきながら取り組んでいくという支援もある。
それに他にも、営業のように短期的に結果がはっきりするような業務と、研究開発のように長期的に結果がはっきりしてくるような業務もある。
これと同じく、本業の仕事と副業の仕事はそういった中心か側面かということで語られるけれど実際はそうではなく本業の志に対して、それを実現するためのプロセスではないかと私は思っている。
もちろん、本志を忘れて怠けて他のことに精を出していたら揺れ戻しにあい本業に戻るように促されることもある。それは私心であったり、私欲であったりと、そもそも感情の中で自分が入り込んでいるから離れてしまうのである。
しかし本来の本業とは初志貫徹のために用いるのであるから、どんな仕事をしていてもそれは本業であり、それが世間では副業に見えてもそれは本業を支えるための副業であるのです。
これは別に子どもの仕事をしながら宝石を販売しても本業のための副業だとは言いません。
そうではなく、本質的に子どものためかをとことん突き詰めて正しく本業に勤しむ心があるのであれば必ず本業も副業も一体化した本志業になるはずなのです。
今は、何かとちょっと外れると色々と言われることもあります。
それが視野狭窄にし、柔軟性を欠いていくこともあります。
大事なことは初志であり本志であるのですから、正しく本業を行うのみです。
しっかりと地に足を着けて前進していこうと思います。