癖というものがある、この癖は意外と重要視されていないけれどその人の人生において大きく影響を与えるものである。
「なくて七癖」という諺にもある通り、癖がないと見える人でもよく見たら七つくらいは癖があるものであるという意味になる。
辞書でこの癖の意味を調べてみると、 1 かたよった嗜好または習慣。 2 いつもそうであること。ならい。ならわし。 3 欠点。非難すべきこと。 4 ある状態になって、もとに戻しにくくなること。5 そういう傾向になること。「怠け癖がつく」 (広辞苑)とある。
何かをやろうとするときどうしても邪魔をし、障害になるのは今まで身についた自分の癖であることが多いのです。以前、どのような生き方をしてきたか、過ごし方をしてきたかを思えば、長い時間をかけて間違ったことをしていたり、長い期間をかけて楽なやり方を身に着けたりして一度、その方法を自分の方法だと身に着くとそれをもとに戻すのが難しくなるのです。
例えば、食生活でも同じく食べたいものばかりを食べて偏食していた人が粗食に戻そうとしてもつい何度も外食を繰り返してしまい元の生活には戻れません。仕事でも同じく、一度自分の楽な方法を覚えてしまったら元のカタチに戻すことができません、例えば営業でも一度楽をして結果を出せる方法が身に着いたら、地道に丁寧に積み上げていくような営業のやり方に戻すというのはなかなかできないのです。
つまりは人間は習慣の生き物であるのです。
善い習慣も悪しき習慣も、その人の過ごし方などに出てくるのです。
そしてそれは無意識に行われるから自分の癖に気づけないということになるのです。
人は生き方を変えると決心するとき、まずその癖を見切り、その癖から修正していく必要があります。知らないうちについた癖であれば、まず自分の癖が分かりません。それにその癖を修正するには新しい癖をつけ直すしかないのです。
セルフマネージメントをするにも、コーチングが必要になります。
特に、誰にも言ってもらえないくらい偏屈に頑固になったらもう癖の塊になります。
言われた時にすぐに改善できるかというのは長い時間で大きな差になるはずです。
自らの癖に気づき、自ら癖を指摘していただき、自ら新しい癖をつけていくこと。
学問を通して、さらなる技術を学んでいこうと思います。