昨日は、もうずいぶんと長くお付き合いをしている幼稚園の卒園式に参加した。
色々と感慨深いものもあり、ご縁の不思議さに改めて感謝の念が込み上がってきます。
出会いと別れというのは、様々な感情と複雑に絡みついています。
卒園式の子ども達の様子を見ていても、笑顔を終始絶やさない子、涙を必死にこらえている子、わざとおちゃらけている子、黙って固まっている子、友達と喋りまくっている子、ずっと泣いている子など、それぞれに表現の仕方が異なるのに不思議と安心するとともに共感するものがありました。
この出逢いと別れというものは、決して同じ心であっても皆が同じ表情ではないのです。
人の心はとても複雑です。
ある人は、泣きながら笑い、またある人は怒りながら泣く、笑いながら哀しみ、そういう表情が和合して乗り越えて中り、新しい心に生まれ変わるのです。
人は節目があるから生長しますし、節目を大切にしていくから自分の心が育っていくのです。
どうにもならない感情は、とても複雑なものです。
いくら感情を隠していても、心の中に起きていることは隠すことはできません。私たち大人も子どもたちを見習ってもっと素直に、もっと純粋に、もっと豊かに、心身一体になって健やかに成長していく必要を改めて実感しました。
最後に、この出会いと別れには何より大切な学びがあることを知りました。
それは本質的な「心の成長」。
これからも、子ども達に負けないよう真心を育てながら一生を楽しく学んでいこうと思います。