時間というものは自分の都合で動いています。
自分の置かれた立場などもそうで、その自分を中心にした布置で物事を感じるのです。
何かあわせる相手があって、それに対して自分がどう感じているかで時間の流れは異なります。期限があって、やらなければならないことがいっぱいあればあっという間に時間が経ってしまいますし、もしくは大好きなことをやっていたりするとあっという間に時間は過ぎます。
また島時間と言われるように、することがなく自然の流れに従って自分を合わせていけばゆったりと時間は流れ出しますし、心をカラにして瞑想したり山中の静けさに耳を澄ませば時が止まったかのように感じるものです。
自分の時間への感覚が流れを決めるとしたら、如何に自分が時間というものを大切にするかでその充実度も異なってきます。単なる作業としての時間として過ごすのか、それとも心を籠めてこの一瞬一瞬を二度とない時間として大切に使い切ろうとするのかでその時間感覚も異なってくるのです。
つまり時間を思うとき、その人の心や感覚が分かるのです。
その自分と相手や周囲との心の対峙 が異なるとも言えるのです。
日々はどのように生き切るかで時間という名の心の対峙をしているのです。
何にどれだけ時間をかけるか、自分の持ち時間にどれだけ貢献に役立てるか、それも日頃の動きを確認すれば自分の状態が正確に観えてくるものです。
時間から自他や太極の本質が観えてくるからこそ自他の心の対峙ともいえるスケジュール共有や時間管理の技術をさらに学んでいきたいと思います。