人には向き不向きというものがある。
最初は苦手なことで時間が経てば上達することもある、また逆もある。能力的な問題でどのような能力がついているかで以前の学校では自分の向き不向きを判断されたものです。
ある人は背が高いからバスケットボールをやるや、絵が上手だから美術をやることや、持久力があるからマラソンをするなどあるけれど、実際にはどの種目かどうかよりも、その人自身がどのような方向を向いて伸びようとしているのかが大事なのだと私は思います。
途中にどのようなプロセスを経るかは頭で考えてもよく分からないものです。
目先を見ては、何に向いている向いていないとありますが目先で向いていることを選択しても本当に本人が果たしたい役割がすぐに果たせるとは限らないからです。
遠くを観るということが大切なのは、遠くを観ていれば自分が通っているプロセスは全部必要であると感じることができるからです。その上で、どのように進むか、時折は必要な寄り道もあるのです。
いきなり直行でゴールまでというものは人生の中ではありません。雨が降って地面に水路ができるように、様々な事柄が集まって一つの道ができてくるのです。そして最後は海に繋がっていくように最終的には他の人たちと同じようにいのちの海に到達するのではないでしょうか。
子ども達には無限の可能性があり、どのような選択をしても最終的には望んでいるようになると信じる事が大事です。そして最終的には自分を信じる事が出来れば自然に天命や天分を活かすような生きる力を発揮していくのだと思います。
どのような結果になっても、それを如何に丸ごと認めるかというのは本当にその人の目指す方向性を全面支援するということになります。そしてそこに、無償の愛や真心や親心が入っていくのだと思います。
まずは自分自身の実践から積み重ねていこうと思います。