まず理念から

そもそも人はその優先しているところで、何をしたいかが分かるものです。

それは国家もそうだし、何かの組織もそうだけれど、まず何を優先するかで大事にしていることが分かるのです。

ある国では、経済や国益を優先し国民の人権よりもそれを優先していることがあります。またある国では、権力者と言われる人たちの利益が国民の暮らしよりも優先されていることがあります。またある国では、国民一人一人の幸せを優先し平和な社会を築くためにと創意工夫して取り組むところもあるのです。

つまりその国々の理念がどうなっているのか、何を目指しているのか、何を優先しているかで自分たちの置かれた環境が変わっていくのです。

人は優先順位を決めていないと、気が付くとあっという間に流されてその優先されているものに合わせてしまいます。自分がどうしたいのか、その理念がどうかということを深めていなければ優先していることは相手任せになってしまうのです。

もちろん、全体が優先していることは何かの理由があってそうしているのですが本来、自分が全体を観て何を優先するかは自分自身できちんと定義し持つ必要があるのです。

生き方などもそうですが、何を大切にするか、そういうものを常に大事にしていること、そういうものが理念として常に不動の場所で優先順位を決めていくのです。

優先順位は、どちらかをやろうということではなく、そのどちらもやるけれどまずどちらから優先しておくかという意味になります。まずどちらが先かと思えば、自分が何をもっとも大切にしているかがわかるので所謂ブレナイ生き方ができているともいえます。

そしてそういうものは流されやすいのでやはり理念がしっかりしている必要があるのです。当たり前すぎて分からないことほど、当たり前をはっきりしていくことで、当たり前ではないということに気づけるものなのです。

常に自分が何を優先しているか、常にその理念から取り組むことを大事にしていこうと思います。