昨日、行動のことに触れましたがこの行動というのはとても意義があるものです。
自分の思い通りにいかせたいという欲があるからだと思いますが、この思っていても行動しないのは我欲がラクをしたいからのように思います。
例えば、ラクと楽の違いの話を以前のブログでも書きましたが ラクな方はできるだけメンドクサイことをしなくても良い方法ばかりを考えて行動しようとはしません。だからいつも自分が動かなくてもいい方ばかりを考える癖を持ってしまいます。しかし楽しい方の楽は、たとえ面倒であってもそこに足を運び、自分の身体と心と時間を使い取り組むことで考えていることを同時に働かせることができるようになりそのものの本体や本質に気づけてカタチになるから楽しくなります。
つまりラクと楽しいの差は、考えただけで動かないことをやりたいか、もしくは動くことで考えることをやりたいかの差にもなるのです。実際は体験してみないと分からないものを、極力体験しなくてなんとかしようと思っているのに真に気づくことはできません。
なぜなら大前提として、自分から全部の器官をフル活用してでもという本来の好奇心が活動していかないからです。人は興味を失い、ワクワクしなくなりときめかなくなるのはそうやって自分から行動することをしなくなるからなのです。
私も時折、楽しくないなと思えるときはもっと面倒でも動くことや感じたことをカタチにすること、もっと自分から身体も心も考えも総動員して取り組もうとして自分の好奇心が失われないように工夫しているのです。
考えているだけの人というのは、実はラクをしたいだけなのです。
楽しもうとするためには、行動するのが一番でそれがカタチにしていくことなのです。
分からなければ、自分から他人に聴きに行く、知りたければ、自分から知りに行く、できなければ、自分からできる人になりに行く、この「行く」というのは行うという意味で実行するというときの行くですが、行動という字は動いているということが行うという意味なのです。
遠い先のビジネスプランとかを社内で考えているよりも、自分の身体も心も常にお客様のところに運んでそこで考えている方が行動になりますし、企画も発見なども部屋でじっとしているよりも具体的に実行しながら考えた方が楽しくなるのです。
ラクのためにそこから逃げようとしたらその見返りとして楽しくなくなるものですし、それに運というものは自分から運に合わせて行動しているからいつも運が善いのです。運についていこうともしないでじっと考えているだけでは何も変わらないし自分も変わりません。
思ったら即行動というのは、実は行動しているときが真に思うということだよと教えてくれる格言なのです。つまり「思ったらすなわち、それが行動(行動こそ思い)」という意味です。
行動を大事にしていくことで子どもたちのように好奇心を育てていきたいと思います。