若杉友子さん「若杉ばあちゃん」の講演を拝聴する機会がありました。
お話の内容も大変共感することが多く、自給自足の生活や様々なライフワークを通じて学んできた実践からの智慧を語ってくださっていました。時折は過激なメッセージもありましたが、きっと義憤があり強い思いやりからであろうと思い日本には元気な優しいおばあちゃんも頑張ってくださっているのだと嬉しくもなりました。
子ども達のことを思い生活していく中でよく出てくるキーワードは覚悟です。
健康もそうですが、どんな健康法もテクニックでは治らずその本質はやはり自分でやるかどうかということに尽きると思います。本気で自分で健康を立て直すと決めなければならないということ。
つまりは、いくら減塩したとか、便利なサプリを飲んだとか、何かの方法論を試したとかいってもその元、つまりは自分が本気で周囲への安易な依存を断ち切り取り組まなければならないということを何度もお話してくださっていたように思います。
今の時代にどうすれば覚悟が決まるかといえば、周囲は簡単に甘いお菓子が買えるし、健康に関する情報はあふれかえっていますし、自分を甘やかし流されるもので満ちている世の中に存在していてつい無理だろうということばかりを思い全部を変えようとはしないのです。
ここだけ変えるとか、これだけやってみるとか、そういう変わり方では何も変わらないしそれがかえって悪くしていくのだといいます。
これは生き方のことを言っていて、まず生き方を変える決心をしたか、そのあとは何をしても大丈夫なのだということでしょうが人は生き方とかいうものよりもそれ以外の方法でとすぐに選択をしますがここが落とし穴だというのです。
自分で決める、自分で立つということは、生き方を直すこと、そしてそれが自立をし直すということ。正しく立つというのは、ここだけやればいいではなく覚悟を決めるということなのであろうと思います。これはコンサルティングの要諦でもあり、人生が変わるという本質でもあろうと思います。
誰かのせいにできるのも覚悟ではなくここで安易な方を優先するからで、本来は誰の生にもしない自分の生は自分で足りる、つまり自給自足の自立の本質にシンプルに回帰すれば全てのことは実現するというのです。
とても参考になり、どのことでも同じ在り方が勝敗を決するのだと実感しました。
病気で苦しんでいる人や、精神が病んでいる人、いつも悪循環で歪んでしまって悩んでいる人たちが世の中にはたくさんいますがそれを解決に導くにはまず自ずから実践していくしかないように思います。
まず自らが自立することの重要性を実践から子ども達へと還元していきたいと思います。