新しいことに挑戦するとき、今までのものはやめずに取り組むという考え方があります。
人は無意識のうちに、これはいいだろうとか、これがいいはずとそれぞれに自分の都合の善い方へと解釈し、その時点では確かに善かったものが根本的にはあまり正しくなかったとしてもいつまでも引きずるように思います。
以前、断捨離といって本が流行ることがありましたがこの手順で行うことで以前のものを断ち、そして捨て、新しくなることで離れることができるというプロセスは実践してみると確かな方法であるように思います。
人は無自覚に今までやってきたことを無理やりに正しいと思い込もうと意地になるものです。それが如何に間違ったことであったとしても、それを間違っているとは思わないのです。それはまだ継続してそれが存在しているからのように思います。
自分をふり返ってみても、いまだに昔から続けている可笑しな癖や昔から今でも正しいはずだと頑固になっているものもあるように思います。それは本人の中では正しいことであるから、他人からおかしいと言われたとしても気づくこともありません。
そうやって頑固になってしまうと、プライドばかりを気にするようになり意地になって他人の言うことを聴き容れるよりも自分の方が正しいという主義主張ばかりを繰り返してしまうように思います。そうなるとせっかく変わろうとしていることを一番身近で拒否しているのが自分ということになってしまうのです。
こういう落とし穴というものは誰にも存在して、出来事や機会がせっかく教えてくださっていてもそこには気づけずまた同じことを繰り返しいつまでも引きずっているうちにまた頑なになるという悪循環に陥るように思います。もちろん、見方を換えればまだまだそれをやってみたい、時間をかけて学びたいと思う解釈もできます。
しかしそれが周りにも迷惑をかけしまうと気づいたら、素直に変わることが善いようにも思うのです。先日の寺田本家の先代の話で、「楽しく変わる」というものがありました。
正しいと信じて頑固になっているよりも、自分に素直に自分を大切に無理をせず楽しい方へと転じていく生き方に変化というものへの信の柔軟性を感じました。
私も他人には伝えながらまだまだ気づいていないことばかりかもしれません、思ったことや感じたことは素直に断捨離を優先し、本来の自分、シンプルな本質に近づいていくために精進したいと思います。
子ども達のためにも気づいたことは実践して、そして実践したことを弘めていこうと思います。