本来、物事というものは全ての事象と結びついています。
自分本位で物事を見れば、その事象は自分の中で分けて考えられたものになります。そこには自我や執着が入り込みますから、目も曇り本当のありのままの姿が分からなくなります。
しかし、その物事を点から線にし、面にして最後に丸ごと容れて観ればそれが全て緻密に正確に繋がって結びついていることを実感するのです。
例えば、かつて苦しんだ出来事もご縁あった方もその時、その瞬間、その場を共にしていなければ今は存在していません。全ての今はかつてのつながりと結びつきを通してそれぞれに存在しているのです。
自分の人生のことばかりで人は大変ですから、そういう見方がなかなかできず自分の方ばかりで物事を見て事象を捉えてしまうので今の尊さに実感できなかったりするものだと思います。
過去の道筋を通して今の有難さを実感し、未来の道筋を見通して予感し、さらに今の有難さに実感するのです。そうしてすべてを丸ごと見通して観るとそこにロードマップといった御仏の道が今に践み実っていることを知覚できるように思います。
自分が今、歩んでいる道を確かめつつ前に進むことは、繫がりや結びつきの中の慈愛に見守られている天地を実感することと同じことかもしれません。そうしていくことが自然であり、その中心に和して誠を尽くすのが私の志しているかんながらの道です。
ご縁は不思議そのものでいつも絶妙につながるのもまた自然の法則の掌の中に包まれているからでしょう。あらゆる出来事の意味を実感し信じることでまたその境地を持続し続け福にしていく日々で他に貢献していけると思います。
これから新しい仲間とロードマップがスタートします。