ミマモリングを学び直す中で色々と発見していくことがあります。
基本というもの一つでも考え方を改めることがあります。
そもそも基本というものは何かといえば、初心者の取り組んでいく練習のことです。ふり返ってみると、かつての部活であろうが営業であろうが最初に行うことは足腰を鍛えるということだったように思います。
これは初心者の基本です。
しかし上級者の基本は、応用のことになり観るとか聴くとかの高度なレベルのことを指しています。これは初心者には応用になってしまうのです。
つまりは上級者が初心者を指導する際に、上級者の話す基本というものは応用であるという意味なのです。応用であるものを基本として初心者に教えるから初心者が崩れてしまうように思います。
天才というものは、大好きなことを大好きなうちに成し遂げる能力、つまりは稽古や修行、特訓や猛練習が苦ではない人たちのことをいうのだからそういう人物でなければこの上級者の応用に上達することはほとんどないように感じます。
私の場合は、最初から上級者の基本を学のはそれは応用ができるところまで初心者の時に基本をみっちり叩きこまれたからだとも言えるように思います。
部活でいえば、3年生になるまでの徹底した基本の修得。つまりはランニング、ジャンプ、体幹、姿勢、挨拶などありとあらゆる手間暇のかかることを正しくきちんとできるところから習得していくことではじめて試合で活躍することができたのです。
仕事というものや指導というものも同じく、「初歩の基本」をどれだけ徹底して修練するかというのはその後の応用を学んでいくためには必須の努力であろうと思います。
上級者の応用には「努力」というものは離れることは絶対にありません。努力することなどは当たり前という境地、苦しい方を選んで楽しくなってしまっている境地に入っているからこそ応用というものをモノにしていくことができるように思います。
私のことを心から信じてくださる人の御蔭で己の愚に気づくことができました。
初心者から学び、初心から取り組んでいくことを一からやり直していこうと思います。