人間には何よりも大切な宝として好奇心というものがあります。
この好奇心というものがある限り、私たちは自然から離れることはありません。
子どもの心は純粋で無垢です。
この純粋と無垢とは何かといえば、好奇心を持っているということです。
好奇心というのは、自然に触れたいと思う心。自然と一体になりたいという心。自然を愛でたいという心です。つまりは五感を超越した第六感ともいえるもので、いのちの正体です。
いのちというものは、感じることで活き活きしていきます。
もしも無感動無関心になるとしたら、好奇心を苛まれる枠組みや常識によって本来のいのちが閉じ込められることで発生しているといっても過言ではないと思います。人は好奇心を失わない限り永遠に光り輝き続け、そしていのちの灯を炎々と燃やし続けることができるからです。
今の社會は好奇心というものをあまり大切にしていないように思います。
その好奇心を守るのは自分自身です。
如何に面白く楽しい日々を送っていくか、それは自分の生き方によります。そしてその生き方の根幹に「感じる」という力をどれだけ養うか、目には視えないものをどれだけ実感しているか、すべてのものにいのちがあるという感覚をどれだけ研ぎ澄ませているかで変わって来るようにも私は思うのです。
三つ子の魂とは何かといえば、私は好奇心のことであると定義します。
大宇宙の中で、地球の一部として活かされているこのいのちが、そのいのちの顕現である子どもたちが、いつまでも子どもたちらしくそのままでいられるような社會にしていきたいと思います。
引き続き、社業にいのちを懸けて実践していこうと思います。