自信を切り開く

先日から自由のことを深めていく中である学校が行う自己評価というものを拝聴し、もう一度自己評価とは何かと考え直しています。

他人は評価というものをします。もしくは評論というものをします。人間は自信がないと自分のことを誰かに評価してもらいたい、自分の評論を通したいと思うのものです。

結局は、自分の自信というものは自分のことを自分で評価できる物差しがないといつまでたっても自分に自信を持つことはないように思います。これを自己評価といいます。そしてこの自己評価というものは、自分の決心や覚悟と関係するのです。

そもそも自己評価というものは、自分との信頼関係が築くものです。もっとも身近な自分が自分のことを信頼するかということがあってまず自信が産まれます。たとえば決めたことを守っているか、自分が決心したことを応援しているか、自分の真心に嘘偽りがないかと常に正直に取り組むことで周りの環境が変化しようが人から失敗だといわれようがその人の中の自分はいつも自分を励まし応援を已めないのです。

自信というものは外から得られると勘違いしてしまうと、結果次第で自信が着いたりつかなかったりとしてしまいます。しかし実際は、自分が信じたのだからそれでいい、自分がそうしたいと思ったのだからこれでいいと自分自身のことを信じてあげるために努力をし真摯に生き切ることで自信はより強く育っていくのです。

自信がない人は他人の自信を奪います。自分の言動や行動の中で、すぐにネガティブな評論を展開したり、すぐにあきらめて文句を言ったりしていると、それが周りの自信を奪っていきます。楽になりたいと思えば思うほど他人の評価を求めてしまうのかもしれませんが、どこまでいっても自分を信じるのは自分というのは、もっとも身近な自分を信じるというのは自分のたった一つの人生を信じるということにつながっているからです。

自分への信頼というのは、楽を選ばずに苦労の中にある楽しみを選択して本心が望む自分に従って勇気を出して挑戦するときに伸びていくものです。天が与えた機会なのだから、それを全て感謝に変えてご縁を活かそうとするときに信頼はより強いものになるのです。

自分で考えるということや、自分で向き合うということは、自己評価です。考えないことへ逃げないということが自己評価の本質なのかもしれません。

自己との対話が素直にできるようになるには、自己との折り合いをつけなければなりません。本音本心を優先してあげるような真心の生き方を信じてあげなければなりません。

嘘をつくから自分自身に自分が言い訳するのですが、それでは自分+自身というコンビを組んでいる双方の相方の信頼が得られず関係がギクシャクして歩めなくなります。

そうではなく、自分に自信を持つために楽を選ばず苦労したって愉しい人生を自らで道を切り開き、その際に自分を自分で励まし、自己発奮して自分の真心と行動を一致させていくことで自分を評価できる正直な自分、あるがままの自分にしていくことです。

自信を切り開く人たちはいつも周りの人たちに自信を持たせてあげることができます。逆に自信を切り開こうともしない人は他人の自信を奪ってはそれで満足して何もしようともしなくなります。

「他人の道は他人の切り開いた道でしかなく、自分の道は自分で切り開く道なのです。」

人生は一度きりなのだから、自分の道は自分で切り開くということを大前提に生きるということを常に自らが忘れないでいてほしいと子どもには願います。自分にしかできないことをやり遂げて、最幸の人生を味わい尽くしていけるよう日々に情熱と挑戦と行動と実践に満ち溢れた充実しきった活きた背中をみせていきたいと思います。