誠の道

昨日から恩師に郷里の聴福庵に来ていただきご案内しながらおもてなしをさせていただき御蔭様でとても味わい深い一日を過ごすことができました。思い返せば、人生の出会いの中でも自分を変える大きな転換期に恩師とご縁をいただき導いていただいた御蔭様で今があります。

人間は誰もが平等ですがもっとも運を育てるのは、尊いご縁に気付けるかどうかでその人生の選択を左右していくものです。それは自分がどのような志で生きていくか、何を求めているかで自分に与えられた天与の道が開いていくのも同じです。そしてその道によって自分の求めているものが明らかになって意味づいていくことで仕合せが訪れます。

人々は恩師からは天与の道をどのように歩めばいいか、それを目的地よりも大切な生き方を教わります。それが師の存在の有難さです。その師恩は遠大であり、返そうとしてもそう簡単に返せるものではありません。だからこそ次の世代に自分と同様に、道を求めるもののために次の道を繋いでいくことが誠の道であり、また恩師への大切なご恩返しになると私は思います。

今日は此処で第一回の天神祭の勉強会を実施しますが、菅原道真公からいただいた学問の恩恵、和魂円満を恩師と共にお祀りできることに無二の仕合せを感じます。

時代が変わっても恩義に報いていくという生き方は、誠の道として遺ります。

引き続き、子どもたちのためにも大切な清らかに澄んだ心で丹誠を籠めて楽しく豊かに道を歩んでいきたいと思います。