人は自分にとってどうかと自分を中心に物事を分別していきます。例えば、使えるものがあったり使えないものがあったり、それは別の人にとっては逆転するものもありますがその人を基準に分けられます。
しかし、空気のことを使えるとか使えないとか言いませんし、地球のことも使えるとか使えないとか言いません。つまりは、絶対的に必要なものは使えるも使えないもなく、ただ有難い存在だと感じているのです。
人は自分を中心に物事をいつも考えていると視野が狭くなっていきます。自分を基準に役に立ったか役に立たないかではなく、必要だとお互いに感じることがあって存在を確かめあうことができるのです。
自分にはなくてはならない存在、それをご縁とも言います。何かしらの有縁があり、出会い、そして一期一会に人は人と出会うことでお互いを高め合い成長していくことができます。
それは自分にとっての利害を超えて、人間として必要なことだからです。
人間には空気と同じくらい、出会いというものは必要な存在であろうと私は思います。どんな出会いであったにせよ、その出会いによって人生は大きく変化していきます。出会いの有難さは、かけがえがなくその出会いがなければ今の自分はありません。
出会いを大切に生きるということは、自分の基準を超越して生きていくということです。そしてご縁を活かすというのは、かけがえないご縁であることを自覚し、ご縁を大切に生きていくということです。
どのような出会いもお互いの人生にとっては一期一会。
子どもの憧れる生き方を通して、すべての出来事を学びにして存在のご縁を大切に真心で実践していきたいと思います。