行動を変える、自分を変える、場を醸成する

昨日のニュースの記事で、本田圭佑さんが「一日の質に革命が起こる10の行動規範」というバチューカという組織のグループ理念を紹介されていました。何を意識して一日を過ごすのか、自分自身をどのように活かすのか、人間は協働する生き物ですからこのように理念があるからこそ、一人ひとり方向性やベクトルを合わせて協力できるように思います。

ここの理念には参考になるものが多いのでご紹介すると、

1 他の誰からも支配を受けないこと
2 オープンで素直であること
3 自分の言葉と行動に責任を持つこと
4 悪いルールは壊し、より良いルールを創ること
5 自分に厳しく、人に必要とされる長所を磨き続けること
6 与え続けるためには勝ち続けること
7 人が本当に困っているときは、損得を考えずに助けること
8 何事においても理想を追求することを諦めないこと
9 常に謙虚に常に挑戦者であること
10 人を喜ばせるでは足りない。感動させること

とあります。自分の持ち味や個性を発揮するための項目が並んでいることがすぐに読み取れます。この逆をすれば、持ち味や個性が活かせずにチームやグループに貢献できないということを言及しているとも言えます。

例えば、いつも誰かの評価を気にしては心を閉じて話を聴かず、他人に合わせるばかりで無責任で悪いルールのままで変わらず、自分に甘く短所ばかりを直そうとして自分も仕事にも負け続ける。そして誰かが大変でも保身に走り、理想を諦めて挑戦をしない。人を喜ばせるために何も与えず無関心であるという具合でしょうか。

ここのグループ理念で大変興味深いのは、「利他」であること、「謙虚」であることが並べられているということです。もっとも発展繁栄する法則は世界共通であり、そこには法理や真理があります。これを妨げるのは自利であり傲慢であることです。人間は自分のことだけを考えると保身から我が強くなり、利他になるとき全体の仕合せの一部になります。

このようにどのような人が自滅破滅し、どのような人が貢献共生するかは古今東西の違いを超えて確かに存在しているのです。一日の質を考えるとき、どのようなチェックリストをもって自分を省みるか、それによって一日が変わり人生が変わり、自分が変わるのです。

自分を変えるというのは、自分の行動を変えるということです。

どんな一日の行動をしたかの連続で人生は創造されていきますから、利他であること謙虚であることは自分を活かすために欠かせない努力になります。

引き続き、理念の大切さ行動規範の重要性を伝道しながら子どもたちが安心して暮らしていける場を醸成していきたいと思います。