私たちは当たり前に現代のものを何も考えずに使っていますが、元々はどうだったのかということを考えることが少ないように思います。すべてのものには「はじまり」があり、そのはじまりが今につながり意味を持ちますからそのはじまりを知っているからこそ本質のままに理解することができるように思います。
もののはじまりを知るということは、何よりも大切で温故知新していくためにも必要なのです。
どんなものにも歴史がありそこにはルーツがあります。歴史を学ぶということは言い換えるのならもののはじまりを知るということであり、ルーツを辿ることでそのものの本当の価値や意味、その言葉の定義を知るのです。
現在、日本文化として定着している当たり前のものもそのルーツを辿れば原点に出会います。その原点には、祈りがあったり願いがあったり、今のように形式的に変化していく前の本質が遺っています。それを拾い集め、今の時代だったらどうするかとその時代の人物たちがその本質が壊れないように今の時代の価値観に適応させていくことで歴史は伝承されていくのです。
現在では、形の上だけの名前だけ残ってその本質が変わってしまったもの、そうではなく形はなくても市井の有志の人々によって本質を保っているもの、入り混じり存在しています。
本来の姿を守るためには、本質を見極めるその時代の人々の生き方が決めます。
子どもたちに、もののはじまりを知ることはルーツを保つことであるとし歴史から学び本当は何だったかを自分の頭で考えるようにとモデルを示していきたいと思います。ブログでも少しずつ、その辺を書き残していきたいと思います。