科学のはじまり

ドイツから無事に帰国して国内線での移動の最中にこのブログを書いています。気候は似ていてもやっぱり日本の空気は湿度が高く蒸し暑く感じます。同じ気温で気候で風も同様に吹いていたとしても、気化している水分の分量は全くことなるのがこの湿度で分かります。

つまりこの湿度とは、空気中にどれくらい水分の量を含んでいるかという割合のことを指します。空気はこの水分が集まってかたまり移動をするのです、大気ともいいますがこれが一つの空間の中においても、その中心と隅でかたまりが異なってくるとその湿度もまた変わってくるのです。水分は高い温度ではたくさんの水分を含むことができるのですが、低い温度では少しの量の水分しか含むことができません。

なので冬は乾燥し、夏はジメジメするのです。そして人間は大量の水分を体内に保持しています。その体内の水分によって体温の調整を気化熱という仕組みを使って行います。つまりは水分を使って熱を外に逃がしたり、外の熱を取り入れたりする仕組みなのです。

私達は暑い時には汗をかいてその気化熱を利用して体温を下げようとしますが湿度が高いと汗が蒸発しにくくなってしまうため体温を下げる働きが弱まるといことになります。そうなると体温が下がらないので汗をいっぱいかきますが空気中の湿度がバリアのようになってさらに蒸し暑く感じます。に湿度が低ければ汗がたくさん蒸発していきますので どんどん体温が下がって寒く感じているのです。

私たちは知らず知らずのうちに、水分を取り入れたり取り出したり、水分調整によって体温を維持しているのです。気候が変われば、体の水分の調整にはじまり、温度の調整の仕方も変化します。

今回、ドイツでも「小さな科学者」の話がありましたがもっとも不思議に好奇心を覚える対象は自分の体です。自分の体を知れば知るほどに、この世の不思議や、人間の不思議、あらゆる自然の不思議を学べるように思います。

引き続き、当たり前になっていちいち考えたり気づいたりしないようなことに目を向けて探求するチカラを高めて自然や科学に近づいていきたいと思います。