暮らしフルネスを提案するなかで、生活リズムはとても重要です。自然と共に生きていきつつも、自分の目的に合わせて暮らしを整えていくこと。人間は、食べることができるようになって自分の自由は時間が増えていきました。その増えた時間をどうよりよく生きるかは、現代の人類の課題であり、今後の時代を創る要諦にもなります。
私たちは文明を創造しましたが、文明の僕になっては人間らしい生き方ができなくなっていくものです。文化を創造するのは、自然の中にあって私たちは節度と自重、謙虚さを保ちながら如何に人間の業を磨いていくか、それを先人たちは民族伝承の智慧として多くを子孫へ遺しています。
現代の科学が進歩したとしても、先人が大切にしてきた生き方は私たちのお手本として残っています。限られた時間の中で、如何に食べていきながら目的を達していくか。
自分だけではなく、自分以外の大切なもののために人生をフルに活用したのです。
暮らしが充実するというのは、人生の目的を達しながらも日々の文化を尊重するということでもあります。
子どもたちのためにも、暮らしと文化とつなげつつ充実したリズムで生きていきたいと思います。