人は人それぞれに居心地の善い場所というものを持っています。その場所は、心が落ち着く場所、懐かしい場所、自分らしくいられる場所、などいろいろな言い方がありますが安心する場所であることは間違いありません。
この安心する場所をどれだけ持っているかは、その人がその人のままで心をオープンにしてやりたいことをみんなと分かち合う機会にもつながります。そういうあるがままの心を分かち合う「場」があれば、何かその人たちと面白いことや豊かなことをやりたくなっていくのです。
私は「場」を通して創造しているのは、自然にそれぞれのいのちが輝くようなサードプレイスとしての居場所を練り上げているともいえます。
自分がやりたいことをそのままにオープンにしてそれをみんなで体験し合う、そういう場には、不思議な魅力が集まっていきます。その楽しそうな雰囲気にみんなが刺激され、そこに新しいことが産まれていきます。
新しいことが産まれていくことは、豊かなことです。その豊かさは、一人ひとりの心が合わさってできてきます。
場とは、その豊かさが集まるところでありそれを醸成していく力が湧いてくるところです。むかしは、家がそうであり、生きものたちも棲み処がそうであり、私たちは元氣を蓄えて暮らしを充実させていきました。
暮らしの充実は、豊かさの充実です。
引き続き、子どもたちのためにも豊かな場を醸成していきたいと思います。