人は自分らしさを磨いていくことでより自分というものを確立していけるように思います。もともとやりたいことが人それぞれに異なっているのですから、本来なら自分のやりたいことを突き詰めていけばそれが自分らしさになっていきます。
しかし、現代では教育がそうなっていませんから自分のやりたいことをやるよりも周りをみながらやりたいことをそこに合わせるという具合に自分らしさを後回しにする傾向がありそれによってやりたくないことをやりたいことだと言い聞かせている人も多いように思います。
もしくは本当にやりたいことがわからなくなってしまい、やらないといけないことばかりでやりたいことがなくなってしまう状態にもなっています。心からやりたいことは、自分の本心でありそれが歪にならないようにするには魂を磨き、本当の自分とつながるような体験を積み重ねて自分と出会い続ける必要があります。
内省や内観というものは、自分との対話でもあります。本当はどうしたかったのか、本当の自分は何を感じていたのかと、自分自身と対話することで初心に出会います。人は初心に出会うことで、自分自身の本心を確認して自分軸を確立していきます。その自分軸の確立こそが自分らしさの正体です。
この自分軸を磨くために、「問い」を持つ必要があるように思います。その問いとは、根源的なもの、原点回帰的なもの、そもそものはじまりの問いです。途中からではなく、はじまりのことです。
このはじまりが大切で、そのはじまりを持つ人はブレずに自分軸で自分らしさを貫き社会に新しいその人らしさを表現し周囲に好影響をもたらします。それは業種関係なく、経済であろうが、アーティイストであろうが、宗教関係であろうが、唯一無二につながるのです。
スタートアップの最初に、その人の何を応援するのかというものがあります。人が人を応援したいのは、自分らしく生きようとする人、そして自分軸を磨いて生きようとしている人です。自分を大切にできる人がこの世の中に増えていけば、まさにそれが社会全体を善くしていくだろうと私も思います。
応援する人はもっとも人の応援を受ける人であり、見守る人はもっとも人に見守られえる人です。情けは人のためならずであり、常に応援の輪は、自分軸で循環していくように私は思います。
どのようなスタートアップキャンプになるのか、今から思案を楽しみたいと思います。