この世にあるものはすべて繋がっていくことで捨てることがなくなります。捨てるというのはつながりを切ることであり、繋がり続けるものは捨てることはありません。実はこの世のゴミ問題を含め、人類が今、真の豊かさから離されていくのはこのつながりを切る仕組みが世の中を席巻しているからです。
特に現代は、お金によってつながりが切られます。または常識やルールによって切られることもあります。本来は途切れていないものを契約や条件などを使って切り捨てることで繋がりを分断していくのです。
私たちは本来は、一つに繋がっている存在です。それに国境を定め、あちらとこちらと分けることで繋がりを分けていきます。繋がっていることは切られることの前提になってしまえばこの世のつながりはとても希薄なものになります。
もともと一緒一体に繋がっていると実感できるとき、人は自分の根に気づくことができるようにも思うのです。そのためには、繋がりを結び続ける必要があります。
たとえ、今の世の中が繋がりが激しく切られ分断する世の中であってもそれ以上に繋がりを結び続ければその糸は次の世代に託されていきます。
そうやって今までも先人たちが繋いできてくれたからこそ今の私たちがあるのであり、これからも先人たちと同様に私たちは繋がりを結び続けていく使命があります。
本来、この世に捨てるものなどもなくゴミなどもありません。そのどれもがご縁を結んでいる存在であるという事実があるのみです。
子どもたちには、結び目を切っていく姿を見せるのではなく繋がりを結んでいく姿を遺して譲っていきたいと感じます。一つ一つのつながりを甦生させ、そのつながりの養分が次世代へとしっかりと伝承していけるように暮らしフルネス™を実践していきたいと思います。