自他を喜ばせる

人を元氣にするというのは、自分が元氣になることでもあります。自分が元氣な人は、人のことも元氣にすることができるのです。これは自他一体で、自分自身にとっても同様に自分が元氣であればもう一つの自分もまた元氣になります。

元氣というのは、自分が喜んでいるということです。同時に周りも喜んでいるということです。その元氣は周囲を暖かくし、みんなを明るくするものです。

元氣であり続けようとするのは、喜びであり続けようとすることと同義です。

その喜びは、単なる瞬間的な楽しさではなく心から望んでいるものです。それは場合によっては感情が揺さぶられるような冒険かもしれません。あるいは、恐怖の中でも勇気を出して突き進むことかもしれません。

しかしそうやって挑戦し続けることが元氣の源泉であり、その挑戦が自他の喜びになっていくようにも思います。またそれは人によって異なります。ある人は、自分と同じように愛したり、思いやったり、自分自身と思って周囲とかかわることで元氣になる人もいます。

それぞれに挑戦のかたちは異なりますが、そのどれもが元氣と繋がっているのです。

子どもたちが元氣でいるのは、成長するからです。その成長は、学びそのものであり、学ぶことで自分自身との調和が生まれそれが喜びとして開花していくからです。子どもたちを見守るためには、まずその見守る大人が一つのお手本になるような生き方をしている必要があります。周囲のお手本が偉大な先生にもなるからです。

未来のためにも、挑戦を続け自他を喜ばせ、地球を喜ばせ、神さまも喜ばせられるような偉大な何かを譲り遺していきたいと思います。