最善を望みながら

ここ数年、コロナで世界は翻弄されましたが現在は世界大戦のことで緊張が高まってきています。かつては、情報がない中である日突然戦争に巻き込まれていきましたが現在はある程度の情報は市民には伝わる中で展開していきます。

もちろん情報統制されていますから、何か本当の真実かはわかりませんが人類の意識がどのように変化してるのかというのはわかります。

例えば、コロナで発生した時の言い知れぬ恐怖、目に見えない不安などもあっという間に世界を席巻しました。そしてそのどこか感染症の閉塞感と経済不況からどう抜け出すかと藻掻いていた矢先に戦争がはじまりさらに経済は打撃を受けます。

まさか今の生活が一変するとは現時点ではあまり誰も考えておらず日常を送ることに専念しています。しかし、今回の報道を見ていてもみんな「まさか」の連続で今が更新されていくのがわかります。

まさか本当に侵攻してくるとは、まさか原発を攻撃し核を使うとか、そしてまさか第3次世界大戦に突入して核戦争がはじまるとか、そんなことは起きないはずだと思考停止してしまうのです。心理学用語に、正常性バイアスというものがあります。これは、どこかで自分は大丈夫と思い込んでいく思考です。そのことから危機に対して初動が遅れてしまうこともあります。

西洋の格言に「最善を望みながら最悪に備えよ」というものがあります。

まさに今は、そのようなときで準備を怠らずに同時に何が最善かに取り組む時期だと思います。そしていざ、事がはじまったのなら禍を転じて福にするためにあらゆるものに適応しながら船の舵取りを柔軟に対応しながら取り組んでいくしかありません。

本当に怖いのは、天災ではなく人災です。

人災こそ多くの人が亡くなり、悲惨な歴史が繰り返されます。日本は戦後77年経ちました。今は、とても大切な節目に入っています。だからこそ、諦めるところは諦め、まだ諦められないところはやり遂げるしかありません。

私は暮らしフルネスの実践こそが、戦争を真に終焉させると信じていますから身近なところから着実に形にしていきたいと思います。