昨日、BAにスズメバチの巣が3か所も見つかり駆除していただきました。いつもは目に見えるところは自分でやるのですが、今回は床下と天井ということもありプロにお願いしました。
このスズメバチは、すずめという言葉が入っていて怖くない感じですが実際は人を攻撃する狂暴な蜂です。女王蜂を中心に社会を形成し、防衛本能が高く巣を攻撃されると感じたら総攻撃をしてきます。今でも年間数十人が、このスズメバチの毒針によって亡くなっているといるともいいます。
今回、駆除の方とお話をするとすでに人生で5000か所以上の巣を取り除いてきたと話されておられました。一日に、一体何箇所の巣を取っているのだろうかと感心しました。ここでも2時間で3か所でしたから、これを1日4回やれば12か所です。それを10日で120か所としていけば確かに十年以上仕事をすればそれくらいの数になります。
防護服を着ていましたが、何回も刺されたことがあると仰っていました。防護服を着ていても、貫通するほどですから本当に怖い蜂です。実際に今は刺されなくなったと仰っていたので理由をきくと、蜂を怒らせないように巣を撤去しているとのことでした。
具体的には、忍者のようにやっていますというのも印象的でした。
確かに虫は、敵意がないときはそんなに影響はありません。しかしそれがひとたび、敵だとわかり防衛しようとして攻撃をしてきます。蚊やダニなどは少し異なりますが、蜂などは攻撃する理由があって攻撃してきます。
ちゃんと虫の適正を見極めて対処していけば、駆除のコツも観えてくるのかもしれません。農家にとってはイモムシなどを食べてくれる益虫としてスズメバチを大切にしているところもあります。
深く考えてみたら、お互いに防衛しているから攻撃するわけで最初から攻撃しようとしていないことがほとんどです。どうお互いを守りあうために共生していくかは、その距離感や内容にも由ります。
世界はみんな防衛をしたいだけで、侵略したいわけではない。つまり平和を保てるのなら攻撃したいというわけではないものもあります。よく自然界を観察して、どのように調和や共生を保っているのか、その特性を見極めながら知恵を深めてみたいと思います。