果物への感謝

年末よりずっと体調をくずし久しぶりの寝正月を過ごしています。例年なら大晦日の火の番をしたり振り返りをしたり初詣をしたりと密度の濃い時間を過ごすのですが高熱や下痢などによる倦怠感が酷くて身動きせずに安静にしています。

よく考えてみたら昨年一年間の過労がたたったのかなと感じました。氣力だけでなんとなく乗り越えてきた挑戦の日々でしたから、ふとその気が抜けてしまったのかもしれません。コロナは陰性でしたが、5日も高熱が続きふらふらで体力が消耗しているため朝がなかなか起きれません。健康の有難さ、健康であってこその活動ができることを噛みしめる今年のスタートになりました。

あまり食べれないなかでも毎日食べているものがあります。それはりんごです。このりんごは、私の母の弟の娘さんが嫁いだ愛情リンゴ園という農園のりんごです。毎年この時期に送ってくれますが本当に美味しく、正月にりんごがあるのは本当に有難いものです。

そもそもこのりんごは、「風邪にりんご」という言葉があるようにとても風邪との相性がいい食べ物の一つだといわれます。他にもことわざに「りんごが赤くなると医者が青くなる」「1日1個のりんごは医者を遠ざける」というくらい風邪との相性はいいものです。幼い頃から、風邪をひいて食欲がないとよくりんごジュースを飲んでいました。飲みやすく、体力の回復が早いように感じました。今でも、風邪をひくとすぐにりんごを探してしまいます。

具体的なりんごの効能は、クエン酸やリンゴ酸、カリウム、食物繊維の一種であるペクチン、強い抗酸化力を持つりんごポリフェノールなどが豊富にあります。疲労回復に役だったり、免疫を高める効果もあります。調べるときりのないほど出てきますから、科学的にもりんごが良いことはわかってきています。

今回はりんごをメインに書きましたが、庭にある金柑、そして蜜柑、干し柿などにも助けられています。果物は、デザートみたいな食べ方になっていますが本来は未病や病後の回復にとても重宝されてきた薬のようなものだったのかもしれません。

冬の食べ物がない時期に、貴重な栄養と美味を与えてくれる存在に改めて感謝したいと思います。