人はいろいろなことを抱え込んでいるものです。そのことから様々な人間関係の問題が発生したりします。自分というものの認識をどのように本来の正しさにしていくか、そしてどのように自分を素直なままで保っていくか。そこに人間力が必要になっていきます。
この人間力とは、自分を育てていくことで磨いていくことができます。この世に生を受けてから、色々なことに取り組むなかで人としてどうありたいか、人としてどうするか、つまりは「生き方」を創っていくのです。
人生は何をしてきたかと訊かれたら、生き方をしてきたことを話すものです。何をしたとかの自慢話ではなく、自分の初心を話してどう生きていきたいかを伝えるのです。それが本当の意味で自分を生きているということだと私は思います。
自分らしく生きるには、人間力が必要です。今の自分のままでも、周囲に愛され応援され、そして思いやり優しくいれるようになるということです。自分の勝手な思い込みを持たないことや、信義に反しないこと、そして甘えずに与えること、相手を尊重すること等々、日々に気を付けて反省し自分と調えていくのです。
私も毎日の日記をはじめ、感謝ノートや自己チェックシート、一期一会語録、このブログもですが向き合っては自分を創りつづけています。
自分が興味があり好奇心もあり色々と特性があります。しかしそれが行き過ぎると周りに迷惑をかけたり傷つけてしまいます。気を付けても生き方の癖はなかなか改善されません。でも気を付けようと努力していたら少しくらいは自分のことを謙虚に見つめて創ることができてきます。そういう日々の繰り返しで、人間力を磨くのです。
みんな人間力を磨いていこうとする環境になれば、人はみんな思いやりを持てる人たちになります。文化というものは、本来はそうやってみんなで創りあげてきたのでしょう。
日本文化の真髄は、この人としてどうあるか、その生き方を創り磨いてきた先人たちの精進の結晶だったように思います。
これからも子どもたちのために、人間力を高め自分を創っていきたいと思います。