世の中は変化していきます。変化というのは、人々の意識の変化です。変化があるから進歩もありますが、その変化にはビジョンというものもあります。そのビジョンは、リーダーが描きます。例えば、世界をどのように変化させていくことが最善かというのをそれぞれに描きます。それが人々の心をつかむようなものであれば、そのビジョンに向かって人類は進みます。
歴史を顧みると、それぞれの時代にそれぞれのビジョンがありました。これはその時代のリーダーが描いた世界の姿です。特に強烈なビジョンを描いているリーダーに、人は着いていきました。その世界を誰もが信じて取り組むことでその世界のためにいのちを懸けました。自分が世界の役に立てる喜び、そして仕合せのためにいのちを投入していきました。その結果、世界は変わります。しかしそこがゴールならそれで終了ですが実際には続きがあります。世界が変わった後、また続くのです。
すると世界にはまた新たなビジョンが出てきます。そのビジョンに向かってまた人類は世界を変えようとするのです。このビジョンこそ、世界の中心を司っているというものになります。
世界には多数の国が誕生し、それぞれにリーダーが出てきました。そのリーダーが好き勝手にそれぞれに描いたビジョンがありますからその摩擦が発生します。それを戦争ともいいます。ビジョンを維持するためにも、他国と争うのです。これはビジョン次第で正義も変わりますからそれぞれの正義がぶつかることで他者をねじ伏せて正義を保つというのはいつの時代も変わりません。
太古の時代には、仏陀や孔子、他にもアリストテレスなどがすでにビジョンを示しました。そのビジョンはとても偉大なものです。時代が変わっても、諦めずにそのビジョンを追い求めている人々が世界には多数います。
世界はどのようになっていくのか、この時代の変化を味わい新たなビジョンを楽しんでいきたいと思います。