英彦山のことを深めていると、鷹に纏わる伝承がすべてを結んでいることに気づきます。周囲の筑豊、筑後、豊前、豊後、日田、耶馬渓、宇佐、国東、他にもあらゆるところに鷹がキーワードになって結ばれています。
アニメのワンピースではないですが、一つのことで繋がっていてそれが時代を超えても今でも存在しています。さらに深めていけば、ユダヤとのつながりや檀君神話など世界とも結ばれていきます。
もともと古代の信仰はいつはじまり、そのルーツにはどのような歴史があったのか。もう数千年も前のことは記録には残っていません。しかしよく観察すると地理の中や、文化や伝承などを辿るとその遺り香のようなものを感じることができます。
そしてキーワードを見つけることができたなら、そのキーワードを辿ることで全容が次第に明るみになってくるものです。
もともと先人や先祖は、この土地で何をしていたのか。どのような暮らしをしていたのか、それを知りたいと思うがゆえにその土地に出向きそして暮らしを見つめます。
私も英彦山の暮らしが増えていけばいくほどに、鷹の存在を強く感じるようになります。この鷹は、鷹羽、鷹巣、日鷹、鷹住、大鷹、鷹木、猿鷹日子、鷹天原など鷹の一族の存在が地名に顕れます。そしてそこには伝説や神話がたくさん残されており、今でも鷹を信仰しています。
この先、どのような鷹結びが発生してくるのか。とても楽しみにしています。
自分の直感で気づいたものを辿り、深く洞察して鷹のような生き方を実践してみたいと思います。