人は無意識に疲労を蓄積しているものです。疲労は休むことによって回復していきますが、忙しい現代において休むことができない人が増えているように思います。そういう私もいつも全身全霊で生きていますからつい休むことを忘れてやりきってしまいます。
しかし運動と同じように、過剰に走れば休まなければ走り続けることができません。全力ばかりだと、長くは走れませんから時折上手に休憩が必要になります。走り方ばかりを学び、そして走らされることばかりを教え込まれてきていますから休み方を学ぶということがとても大切なように思います。
世の中には休み方改革といってGWやお盆や冬休みといったの長期休暇と重ならないよう、各社や地方自治体が定期的に休みを確保できるような施策を図り、有給休暇の取得を促す官民一体の取り組みがあります。そこには具体的には、有給休暇の取得率向上や、休暇と絡めた地域創生、休暇の分散化による交通機関の混雑緩和などがありますがこれは本来の生き方に対しての休み方かというと違うように思います。
生き方を質量ともに大切に磨かれている人は、休み方も同様に質量ともに充実するということ。質量ともにメリハリがあり、生き方も休み方も一致するような暮らし方ができているということだと思います。
私たちが取り組んでいる暮らしフルネスには、この休み方というものも大切だと色々と取り組んでいます。心の静養をはじめ、いのちが喜ぶような時間、身体が安らぐような感覚、あらゆる休み方を磨きます。
私自身も、まだまだこの辺はバランスがととのわずに過去の頑張りで無理をしたツケが出ていることが多くあります。子どもたちが一生涯、道を健康に歩んでいくように改善を進めていきたいと思います。