ご縁と直観に感謝

私たちには、運を高める力というものがあるように思います。また力というのは信じることで磨かれていきます。しかしこの力というものの本体は何かと観察するとそこにご縁というものが働いていることに気づきます。つまり、私たちの運や力の正体はご縁に由るということです。そしてこのご縁は、自然と同様に一期一会です。一期一会のご縁をどこまで大切に活かしてきたか、そこに運も力も存在するように思います。

そもそもこの時代にいることや今の環境にあること、そして自分という体、そして心、すべての感情も知識も認識もまたご縁です。今の両親のもとに産まれたことも奇蹟ですし、今生きていること自体も奇蹟です。それは説明すればみんななんとなくは実感するものです。この奇蹟と感じるときこそご縁を感じることです。

奇蹟であるとどれだけ一瞬一瞬に感じるか、不思議なことですが人間はなかなかそうは思いません。同じように朝起きて、朝食を食べてはいつもの家族や友人、仲間たちと仕事に向かっては一日を色々なことをしては終えていき就寝します。そのうち当たり前になってきてはマンネリ化して奇蹟だということも感じにくくなるものです。

しかしその当たり前やマンネリ化が何かの拍子に破壊されてしまうと、実は奇蹟だったということを思い出します。どれもご縁だったと深く感じ直すのです。私たちはご縁の導きによって道を歩んでいきますが、多くの物や機会や人に出会ってはまた分かれていきます。その中で、一期一会とどのように結んだかで人生の運が決まります。

運を信じる生き方というのは、一期一会の生き方ということでしょう。

私は座右の銘が一期一会ですから、毎日、運を信じては力を試して前進していきます。昨日もそして今日も、今も一瞬一瞬がご縁との邂逅です。日々に内省を味わいながら、自分が感じたすべての直観と誠実に対話して応じて実践を積み重ねていきたいと思います。

一期一会の生き方、ご縁と直感に感謝しています。